”しあわせな夫婦関係を築くあの手この手”

◎夫婦の絆を強める

“愛し合う二人”

夫婦とは家族の基本単位です。夫婦とは、愛によって結ばれた男性と女性が、結婚という儀式によって自らも世間の人々からも、“二人が一つの屋根の下に住み、生活を一にし、一つのふとんで休む”ことを認められた、完成された形なのです。

“愛し合う二人”、なんとすばらしい響きの言葉なのでしょう。
この二人の関係が、“死が二人を分かつまで、”いや“とこしえに”続くならば、この世のすべての家庭が幸福で、平和で、豊かであるに違いありません。

“結婚は始まりです”

でも、現実は違います。日本でも毎年離婚率が増加しています。愛し合って結婚したはずの夫婦に軋轢(あつれき)が生じ、次第に愛から恨みや憎しみに変わって、ついには夫婦生活に破綻が起きる。これは、現実に起こっていることなのです。
いつ頃から、一度は愛し合った伴侶と離れたい、別れたいと思うようになったのでしょうか。おそらくほんのささいなあるきっかけがあったに違いありません。
環境が違う家庭で育った二人ですから、二人で生活している間に考え方の相違、生活習慣の相違に遭遇することがあるでしょう。それが原因でしょうか。

ある賢人はこう言いました。“結婚は終わりではなく、始まりです。”
結婚は二人がこれから協同で幸せな人生を築き始めようとする神聖な儀式なのです。これからが、二人で幸せを創造する始まりなのです。

“二人で幸せを創造する”

二人で幸せを創造するためには、お互いがその為のパートナーであることを常に自覚し、時には、必要であれば毎日、互いに確認しあうことが必要です。
この確認する為の合言葉が、“愛してる!”です。
この合言葉を言うときには、お互いに目と目を合わせてにっこり微笑みます。
その後、お互いにやさしく抱擁し、熱いキスを交わします。
これが毎日二人で幸せを創造する原動力となります。

二人は幸せを創造するパートナーなのです。

“いつも出発点に戻る”

結婚式の感動はいつまでも心に残っています。それは二人の世界のスタートです。

でも長年連れ添っていると、現実の世界の前で、その出発時点の感動と熱意を失っていくのを感じることがあるでしょう。
私たちの先人はすばらしい諺を残してくれました。“初心忘るべからず”と。つまり、“いつも出発点に戻る”ことの大切さを強調したいと思います。

老齢になっても手をつないで歩いている夫婦を見ると、“幸せだな”と感じます。姿は変わっても二人の心はいつも出発時と同じなのです。いや、逆に人生の荒波を二人で乗り越えてきた分、二人の絆は固く固く結ばれているのです。
そういう夫婦になりたいと思いませんか。

“夫婦の絆を強めるための原則”

すべてのことには原理と原則があります。幸せな夫婦にはそれなりに二人で実行している幸せになる秘訣があるはずです。夫婦の絆を強めるためにも原則があります。
私達は、このフォーラムでこの“夫婦の絆を強めるための原則”を一緒に学んで生きたいと思います。

また皆さんの夫婦の絆を強めるためのアイデア、実践していること、体験談等もご紹介していきます。このフォーラムの掲示板を通じて、皆さんの様々な意見の交換がされることを心から願っています。

◎夫婦の絆を強めるアイデア集

夫婦の絆を強める為に、気が付いた時に実行した方が良いこと、毎日実行した方が良いこと、定期的に実行した方が良いこと、時間を掛けて築き上げたいこと、一生の内に築き上げたいことを下記に上げてみました。プリントアウトしてチェックしてみて下さい。あなたの伴侶に対する貢献度を確かめてみましょう。

この中の一つでも継続して実行するなら、夫婦関係は円満になり、他の項目も一つ一つ征服していくことができるでしょう。できていないことを嘆かず、目標を決めて一つでも行なうことに意義があることをご理解下さい。

“幸せは歩いて来ない、だから歩いていくんだよ。一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。”失敗やできないことは気にしないで、次にできるように頑張りましょう。人生すべてが訓練であり、チャレンジです。

(下記に提案した以外に実行しておられるアイデアがあればどしどしお寄せ下さい。)

1.気が付いた時に実行した方が良いこと(夫として)
1.
気がついた時に実行した方が良いこと(妻として)
2.毎日実行した方が良いこと夫、妻として)
3.定期的に実行した方が良いこと夫、妻として)
4.時間を掛けて築き上げたいこと夫、妻として)
5.一生の内に築き上げたいこと夫、妻として)

以上のような項目を一つでもお互いに実行すると、幸せな夫婦、幸せな家族、幸せな家庭を創造できるのではないでしょうか。但し、夫婦によって状況や事情が色々と違うでしょう。ご自分の環境や状況、事情を考えて、創意工夫をしてみて下さい。すべて一律で処理できるものではありません。ですから、やれるところからやれる方法で、実行し始めることが大切です。

しかし、お約束できることは、何かを実行し始めたら、何かが変わるということです。成功をお祈りしています。


執筆責任者 才木 剛

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