時間を掛けて築き上げたいこと(夫、妻として)

 友情を築き上げる。
 互いに尊敬し合い、敬意を払い合う。
 いつも一緒に居たいという思いを育てる。
 情緒的に成熟する。
 互いに信頼し合う。
 相手の幸せを強く望む。
 同じ価値観を築き上げる。
 同じ関心を抱く。
 人生の中で同じ目標や目的を築き上げる。
 二人の交流を楽しむ。
 必ず解決するという思いで、問題には一緒に取り組む。
 相手の為に進んで犠牲を払う。
 お互いに必要としていることを喜びとする。
 お互いに支援し、励まし合う。
 子供たちを心から愛し、本当の鎹(かすがい)とする。
 愛し合う。
 その他


時間を掛けて築き上げたいこと(夫、妻として)の解説

下記にコメントを記しました。あくまでも私的な考えであり、参考意見として掲載しました。アイデア集を具体的に実行するための指針となれば幸いです。これに関してもご意見があればメールでお送り下さい。

コメント

4.時間を掛けて築き上げたいこと夫、妻として)

 
友情を築き上げる。
夫婦は信頼できる友人同士でなければなりません。固い絆で結ばれた男性同士、女性同士の友人はいるかも知れませんが、夫婦こそ固い絆で結ばれた真の友であるべきだと思います。真の友とは苦楽を共にした経験を持ち、心を開いて何でも話し合える仲間です。結婚式で、荒波をも乗り越えていくことを誓い合った二人ですから、その決意のもとで友情も築き上げて下さい。

 互いに尊敬し合い、敬意を払い合う。
私は「結婚相手を選らぶ条件は何ですか?」という質問を受けた時には「まず第一は尊敬する気持ちです。」と応えます。次に「結婚生活を永続きさせる秘訣は何ですか?」と聞かれたら「尊敬する気持ちをベースに愛する気持ちと好きな気持ちを高めていくことです。」と応えます。尊敬する気持ちとは「この人と結婚して良かった。」と言える心です。この気持ちは結婚後も大きく育てていく必要があります。

 いつも一緒に居たいという思いを育てる。
いつも一緒に居たいという思いは、常に育てる必要があります。長年連れ添った老夫婦を見ると当たり前のように二人が一緒に寄り添っています。老夫婦が手をつないで歩いている姿はほのぼのとする光景です。「若い頃はいつも一緒にいたいという気持ちが強かったのに、最近は離れている方が楽だ。」と感じる時期もあるかも知れません。でも晩年の寄り添う二人の姿を思い巡らす時、そのしあわせな状態をもたらすのは今の思いの積み重ねであることを理解する必要があります。

 情緒的に成熟する。
情緒的に成熟するとは自分の感情を上手にコントロールできる状態を言います。伴侶との生活で、時には感情が高ぶったり、気持ちが落ち込んだりと、情緒的な不安定が生じることもあるでしょう。でも、すぐにそれを克服できる精神的な強さを養っておくことが必要です。それが情緒的な成熟です。どうすればそれができるでしょうか。それは自分の気持ち以上に伴侶の気持ちを気づかうことによってできます。自分の気持ちを離れた所から眺めることによってできます。自分にそれができると信じることによってできます。


 
互いに信頼し合う。
信頼できる友ほど勝ちある者はいません。「走れメロス」ではないですが、自分を犠牲にしてまで友のために尽くす、その友を信頼してすべてを託す、このような友情ほど美しいものはありません。伴侶とはお互いにそのような信頼と友情で結ばれたいと思います。裏切りは人間の常だという人がいますが寂しい世界の出来事です。信頼し合えることこそが人間の本当の特質です。でもそれは作り上げていくものであることも確かです。
毎日の小さな言葉と行いがそのような信頼を築いていきます。伴侶を信じ、信頼しましょう。

 相手の幸せを強く望む。
伴侶であっても人格をもった一個人です。伴侶であってもその人の人生です。ですから伴侶である一個人が幸せであるように、伴侶の人生が幸せであるように努力をしていけば、伴侶もあなたが幸せであるように努力をしてくれるに違いありません。お互いが相手の幸せを強く望み、努力をするならば、幸せは倍増します。なぜなら伴侶の幸せは、あなたに直接跳ね返ってくるからです。幸せのスパイラル曲線を描きながら幸福度はますますアップしてくるに違いありません。

 同じ価値観を築き上げる。
育った環境が違うもの同士が結婚して生活していく訳ですから、最初はすれ違う部分も生じてくるかと思います。でも時間を掛けて築かなければならないことに、同じ価値観を築き上げるということがあります。子育てひとつにしても、価値観が違うと子どもは迷惑千番です。父親と母親の言うこと、することが違うとなれば子どもは迷うばかりです。同じ価値観を築き上げるには時間がかかるかも知れません。でもとても大切な実行目標であり、価値あることです。そのためには夫婦でいろいろなことを心を開いて話していく必要があります。ざっくばらんに何でも話し合える夫婦が良いですね。

 同じ関心を抱く。
何かに同じ関心を抱くことにより、毎日の生活の中で夫婦間の会話が途切れる心配はなくなります。例えば最初は共通の話題が必ずあったはずです。それについていろいろと語り合ったはずです。子どもが生まれると関心が子どもに向き、そこにも話題と共同作業が生じたはずです。この同じ関心を抱くものをいつも持っていることにより、夫婦間の話題が絶えることがないでしょう。又は伴侶が関心を持っているものに心を向けてあげることもできるでしょう。このような配慮も必要です。

 人生の中で同じ目標や目的を築き上げる。
同じ価値観を築き、同じ関心を抱く話題を持つことを勧めましたが、最も肝心なことは、人生の中で同じ目標や目的を築き上げることです。求婚時代、新婚時代、子育て時代、中年時代、晩年時代と伴侶との人生は経過していきます。その時代に合わせて夫婦間で共有する目標や目的を持っていれば、人生は豊かなものになるに違いありません。新婚時代に夫婦で立てた目標や目的を一生大事にして人生を歩まれる人もいるのではないでしょうか。目標のない所に結果は生じません。目的とは何のためにそうするのかという理由付けですが、これが弱ければまた達成できません。ですから伴侶と話し合って、はっきりした目標や目的を夫婦で決めて共有していることは大切です。

 二人の交流を楽しむ。
どんな年齢になっても二人だけの交流を楽しむことは大切です。楽しみのない人生はつまらないものです。二人の共通の話題を持ち、関心事を持ち、定期的に二人だけの世界に入り込むことが必要です。デートをしましょう。映画を見に行くこともいいでしょう。食事を楽しむこともいいでしょう。一緒に趣味を楽しむこともできます。旅行もたまには行きましょう。公園での散歩も楽しいものです。とにかく二人だけの交流を楽しむことにより、人生の楽しみが増えるようにしましょう。これはお互いの責任です。

 必ず解決するという思いで、問題には一緒に取り組む。
問題が生じるから管理職が必要だ。と言われます。でも家庭には会社のような管理職はなく、夫婦が最終決定者です。ですから問題が解決するかどうかは、夫婦の努力いかんです。必ず解決するという思いで二人で問題に取り組めば必ずよい方向へ進んでいきます。夫婦は一緒に問題に立ち向かうのです。その際、決して解決できない問題はないと固く信じて立ち向かうことが大切です。困難があったとしても、最後には必ず解決できるのです。これが大事な信念です。

 相手の為に進んで犠牲を払う。
伴侶の為に自分は何ができるのだろうかと考えることはとても大切です。伴侶の為に払う犠牲とは毎日の小さな行動を言います。伴侶の為にちょっとした思いと時間を割くことで、それは大きな成果をもたらします。成果とは強まる愛であり、信頼であり、喜びです。いつも心を配っていることがその行動を引き出す秘訣です。このような積み重ねで、大きな問題が生じた時にも、伴侶の為に進んで犠牲を払うことができるようになるのではないでしょうか。

 お互いに必要としていることを喜びとする。
夫婦は二人で一体だと言われます。男女は最初から補い合う存在として生を受けています。妻に対して夫しか助けられないことがあり、夫に対して妻しか助けられないことがあります。磁石のNとSの関係であり、ボルトとナットの関係です。それぞれがそれぞれの立場を良く理解して働く時に、夫婦の限りない一致が生まれます。互いに必要としているのです。互いになくてはならない存在なのです。ですから自分ができることで伴侶を助けることが大切です。そしてその存在を喜びとするのです。

 お互いに支援し、励まし合う。
夫の一番の支援者は妻であり、妻の一番の支援者は夫です。夫婦がお互いにそれぞれの働きを支援し、お互いに励まし合うことができれば、夫婦だけでなく家族も満ち足りた毎日を送ることができるでしょう。夫の仕事に妻が理解を示して夫を励まし、夫も妻の支援に応えるように努力をする。妻の家事や子育て等に夫が理解を示して妻を励まし、妻も夫の支援に応えるように努力をする。もちろん家庭は夫婦が一致して一緒に管理していきますから、お互いが協力し合い、相談し合い、励まし合って、しあわせな家庭を築いていくことができます。夫婦とはそんな間柄です。仲間であり、同志です。

 子供たちを心から愛し、本当の鎹(かすがい)とする。
愛の結晶である子どもは、夫婦にとっては宝です。夫婦がお互いに子どもたちを心から愛して彼らと接するならば、夫婦の愛は必ず強くなっていきます。夫婦で子どもを見守ることにより、お互いの信頼関係は更に強まり、本当の鎹となることでしょう。子どもに対しては夫婦が平等に責任があります。ですから夫婦で協力していくことができるのです。子どもは親の背中を見て育ちますので、子どもに尽くしたその報いは子孫へ受け継がれ、子々孫々の栄えにつながるでしょう。

 愛し合う。
聖書だったと思いますが、「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」という言葉があります。実際には伴侶のために命を捨てるという場面は人生の中にはないかも知れません。でも毎日の小さな思いと行動の中に、伴侶のためだったら命を捨ててもいいという決意が根底にあれば、伴侶はそれで大きな愛を感じるのではないでしょうか。愛し合うことはとても大切です。一番大切なことは、最後まで愛し続けるということです。愛は自分がなくさない限りは消えることはないのです。夫婦はお互いに愛し合いましょう。

 その他


まだまだたくさんの方法があるでしょう。是非、方法とコメント、体験談をお寄せ下さい。

 「夫婦の絆を強める」に戻る  「家族」に戻る

Copyright (C) 2001-2003 Sunshine Forum Japan. All Rights Reserved