7. アレルギーと膠原病

免疫とは(アレルギーは本当はからだを守るしくみ)

  よく「日本人は核アレルギーだ」とか「それはもう免疫だ」などという言葉が日常生活でも使われます。しかし、よく使われる割には本当の意味はあまりわかっていないようです。

  昔から人間は経験的に、ある病気に一回かかると二度目に同じ病気にかかっても軽くすむとか、二度とかからないということを知っていました。一度かかると一種の抵抗力ができるわけですが、このようなはたらきを病気(疫)から免れるという意味から免疫とよんでいます。この法則を利用したのが予防接種で、ある特定の病気が流行する前に、あらかじめ軽くかかっておこうというわけです。

  この免疫のはたらきにより外からはいってくる有害物質に対抗する抗体(免液体)がからだの中にできます。そして、その有害物質(抗原といいます)が二度目にはいってきたときは、待ちかまえていた抗体がこれを無害にするのです。

アレルギーの特徴

 ところが、からだに害のない物質に対して抗体ができることがあります。そして抗原と抗体が結合するときに強い反応がおこって、それが病気になることがあります。この反応がアレルギーです。

 
たとえば、魚を食べたらじんましんができる人、牛乳を飲むと下痢をする人がいます。これがアレルギーです。魚にしても、牛乳にしても、たいていの人はどうもないわけですから、アレルギーをおこす人は限られた人たちです。こういう体質の人をアレルギー体質といいます。こういう人は生まれつき、湿疹やじんましんができたり、ぜんそくにかかったりしやすい体質なのです。

膠原病(膠原病はひとつの病気ではありません)
ぜんそく(ぜんそくは積極的にきたえてなおす)
花粉症(花粉症には花粉を、という治療もあります)
食物アレルギー(犯人をつきとめてのりきる、食物アレルギー)
関節リウマチ(ガッツでとりくもう、関節リウマチ)

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