病気の特徴(気管支におきるアレルギーが気管支ぜんそく)
ぜんそくといえば、ふつう気管支ぜんそくのことですが、ぜんそくは、アレルギー病の代表的なものにあげられています。先に述べたようなアレルギー反応が気管支におこるのが気管支ぜんそくです。もちろん、ぜんそくはアレルギー反応だけでなく、いろいろな原因がからみあっておこるといわれています。
たとえば、バラの花粉に過敏なために発作を起こすぜんそく患者に、よくできた造花のバラを部屋に飾っておくと部屋にはいってそれをみたとたんに発作をおこすというように、心理的な原因でおこる発作があるという有名な話があります。
気管支ぜんそくは気管支がせまくなり、ゼーゼー、ヒューヒューいうのどの音(喘鳴)とともに、発作性の呼吸困難をおこす病気です。タンはねばっこくて切れがわるくなり、発作は四版から早朝にかけておこりやすい傾向にあります。
治療のポイント
ぜんそくの治療には発作のときに行う対症療法(症状をやわらげる治療)と、発作がおこらないようにする根治療法(原因をとりのぞき、病気そのものをなおす)とがあります。まず発作の時には、気管支筋のけいれんが主ですから、気管支拡張剤が用いられます。発作は夜間が多いので、連用しても副作用のない薬をお医者さんからもらっておきます。タンがつまって、ねばっこくなると苦しさをますので、水分を補給することも大切です。タンがつまったときには、腹ばいになって腹の下にふとんを丸めて入れ、胸より口を低くして深呼吸をすると、タンがでやすくなります。
原因療法としては、すべてのアレルギー病と同様、原因となっている抗原(有害物質)をさがしてもらいます。原因がはっきりしたら、その抗原を除くことができる場合には除くようにします。
注意したい余病併発(発作を予防しよう)
気管支ぜんそくは、発病の初期は発作回数も少なく、発作の程度もそうひどくはありません。また、一般的に薬もよく効きます。しかし、発作を何回もくり返しているうちに症状もひどくなり、肺気腫や心臓肥大などの障害もおこってきます。そうなると社会生活や自分の身の回りのことにも支障をきたしはじめます。
予防のポイント
気管支ぜんそく患者のうち約一%の人は死亡するといわれますから、「喘息では死なない」などと安心しているわけには行きません。死亡するのは四十歳以上の患者に多く、発作中の死亡の多くは、タンがねばっこくなったための窒息死です。重い発作のときは、医者によって十分な治療を受け、不測の事故はさけるようにしなければなりません。
日常生活の注意としては、家族の中にタバコをすう人がいたらやめることです。夏だと花火や蚊とり線香もタバコと同じ発作につながります。ふとんを敷くときは、ほこりが少しでも外にでるように窓を開けて敷くようにします。
かぜをひかないように注意することも必要です。そのためにはあたたかい時分から乾布まさつや冷水まさつでからだを鍛えておくことも必要です。インフルエンザの予防接種などは積極的に受けるようにします。過労をさけ、食べすぎに気をつけ、刺激物の吸収をさけるなど、いろいろな病気の原因となるものを遠ざけるようにするのは当然のことです。
薬の使い方(薬は発作がおきる前に使うのがコツ)
ぜんそくの薬を使う場合、コツの一つは、発作のおきそうなときや、発作が軽いうちに使って、発作がおこらないように、あるいは小さな発作ですむようにすることです。また一日のうち、きまった時間に発作がおこる人はその時間の前に予防的に内服するのもよいことでしょう。ぜんそくというのは病気は、ここに述べた気管支ぜんそくのほかに心臓ぜんそくといわれるものもあります。心臓がわるくなったとき、気管支ぜんそくと同じようにゼーゼーと息苦しくなるためにこういう名前がついたのですが、こういう人は心臓がわるいうえにやはりアレルギー体質があるためと考えられます。
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