私たちはココロねっこ運動
を応援します!
(長崎県青少年健全育成・環境浄化キャンペーン)

「ココロねっこ運動」は、子どもたちの心の根っこを育てるために、大地である私たち大人社会を見直す県民運動です。
皆さんも一緒にご参加下さい。(主唱:長崎県教育委員会、長崎県青少年育成県民会議、長崎県警察本部、PTA連合会、長崎県教育会)

「ココロねっこ運動」に関する詳しい情報は、「ココロねっこ運動」ホームページをご覧下さい。































長崎県青少年育成県民会議緊急アピール
「今こそ、大人が変わるとき」

青少年の「心の根っこ」を育む「ココロねっこ運動」を推進するために、
長崎県青少年育成県民会議が強く訴えているのは次の3つの項目です。

@親は、子どもたちと話をしよう。心のきずなを強く結ぼう。
A私たち大人の一人ひとりが手本を示しながら、子どもたちに社会のルールを身に付けさせよう。
B青少年にとって有害な環境は、大人がつくったものであることを自覚し、
有害環境を取り除く努力を、今すぐに始めよう。

上記の訴えは特定非営利活動法人サンシャインフォーラムが推進していこうとする運動と同じです。
このページでは上記の3項目を具体的に推進する当法人の考えと運動を記載します。
ご参照下さい。

家族とは、家庭とは

家族は親と子どもたちから成り立ちます。家庭は家族が共に過ごす場所を表します。家族は国家の基本単位であり、家庭はそういう意味では最も大切な場所であると言えます。子どもはこの家庭で家族と共に過ごしながら成長します。子どもに一番影響を与えるのはこの家族です、つまり親ということになります。。
子どもは生まれて3歳位までは感性で学ぶと言われます。感性は知性と違い、そのまま刷り込まれていく性質だと考えればよいと思います。感性の時代に日本で過ごすと日本語が刷り込まれていきます。感性の時代に音感が訓練されると絶対音感が身につきます。このように感性の時代は何でもそのまま刷り込まれると言っても過言ではありません。このことを昔の人はよく認知しており、「三つ子の魂百まで」という感慨深いことわざとして残しています。
親の身体的な特徴は遺伝しますが、もう一つ遺伝するものがあります。それは「環境」です。「環境は遺伝する」とよく言われます。つまり「親の背を見て子は育つ」と言うことです。親が築いている環境がそのまま子どもに刷り込まれるのです。
子どもが健全に育つためには親が健全な生活をして、良い環境を築いていく必要があると言えます。

@親は、子どもたちと話をしよう。心のきずなを強く結ぼう。

言葉には力があります。大人でも他の人から言われたらうれしくて生きる力が出てくる言葉があります。ましてや子どもは親の言葉で力をもらったり、あるいは力をそがれたりします。毎日言われる言葉は潜在意識の中に刷り込まれていき、その子どもの人格に大きな影響を与えます。
子どもと話す時には、子どもの心を考えて人間性を高める言葉を使うことが大切です。子どもたちと話すには話すが、話すことがいつも説教ばかりということがあるのではないでしょうか。それでは心のきずなが築かれることはできず、逆に心が離れていくことになります。
親は話す言葉を吟味して、もし自分の話す言葉が悪い影響を与えるものであるならば、それを換える必要があります。
下記に教育セミナーで活用している”言葉掛けの練習”に使用している元気の出る言葉を紹介したいと思います。夫婦や大人同士で練習してみて下さい。最初は“夫と妻の言葉掛け”です。次が”親から子どもへの言葉掛け”です。最後が”日々の言葉掛け”です。英語も掲載していますので、英語でも練習したらいいですね。
これを家族で声を出して練習したら、必ず何かが変わってきます。
きっと”楽しい家庭、明るい家庭、元気な家庭”が築けますよ。


”言葉掛けの練習シート”

また、子どもたちと定期的に話をする時と場所を設ける必要があります。このために当法人では「家族の日」を設け、自治体と家庭が一体となって家族のきずなを強める運動をするように提案します。

                        「家庭」の日を推進する会 
が応援します。

A私たち大人の一人ひとりが手本を示しながら、子どもたちに社会のルールを身に付けさせよう。

「今の子どもたちはやる気がない上に何か言うとすぐにキレル。」とよく言われます。子どもがまるで悪者のように見られます。でもそうせざるを得ない状況を築いてきたのは大人である私たちです。
学歴社会、競争社会を築いてきた結果、子どもたちは成績のみで評価されてきました。成績が良ければ人格も良いような錯覚を植え付けてきました。でもオウム事件でそれは間違っていたことが分かりました。当時使われていた偏差値は、人の上に人を、人の下に人を作リ、何が何でも人に差をつけるシステムだと言われてきました。偏差値の問題点は、ごくわずかの子供たちには自信を与えますが、大多数の子供の心を傷つけ、やる気をなくし、気持ちを腐らせてしまうことにありました。子どもたちはそういうシステムの中で育ってきたのです。
社会に出ても会社に尽くす度合いで人の価値が測られました。企業戦士と言われ、会社の為に死ぬことは本望だと考えていたビジネスマンは少なからずいたのではないでしょうか。その会社で地位が築けたら今度はそれにしがみついて高慢をつのらせ、その地位に便乗して不正を働く人も出てきました。ここ数年間で、バブル期の人間性を表すかのように、財政界での不正が暴かれ、信頼していた警察官や政府官僚等の不正や破廉恥さも表に出てきました。更に現在の長びく不景気で犯罪は更に増え、不正も更にはびこり、また自殺者も増えています。
このような社会の現状を見て、21世紀を担う子どもたちが不安を抱えない訳はありません。どこに、誰に信頼を置いたらいいのか子どもたちは迷っているのではないでしょうか。子どもたちにしっかりしなさいと命じるだけで解決できる問題ではないことは明白です。ではこの現状は致し方ないのでしょうか。手の打ちようはないのでしょうか。
そうではないと思います。日本はいく度も苦境に立たされた歴史があります。でもそれを乗り越えてきました。明治維新や世界大戦を経験し、常に新しい世界を作ってきました。今回も必ず日本は立ち直ることができると確信しています。
その為には、悲観的な見方を切り捨てて、やり遂げようとする堅固な意志を築き、ビジョンを抱いてはっきりとした目標を持ち、できるという楽観的思考を構築する必要があります。その為には何をしたら良いのでしょうか。
「ココロねっこ運動」のチラシに次のように記してあります。「子どもに善悪をきちんと教え、子どもの前で正しいことをしてみせる。当たり前のことです。子どもたちがまねるのは、大人の言うことではなく、大人のすることです。私たち大人が自分を鍛えていれば、子どもたちも鍛え、大人が理想を持って行動していれば、子どもたちも理想を持って行動するようになるでしょう。」と。
つまり、私たち人間が持つ共通の判断基準である良心に基づき、これまで家族や地域社会、そして国家が築いてきたルールを見つめ直し、それを守ることが大切ではないでしょうか。善悪をきちんと教えるためには、大人が善悪を自分で把握する必要があります。援助交際や売春の問題を解決する為には、一方の当事者である大人が正しく行動するしかないのです。
子どもたちに本当に身に付けてもらいたいものは、本来子どもたちが持っている“やる気”と、暖かい家庭や社会で育てられた“思いやり”の心です。
”やる気”さえあれば子どもたちは学ぶ力を持っていますので、勉強はいくらでも伸びてきます。”思いやり”があれば人にやさしい思いを持って21世紀の社会を築き上げてくれます。
まず私たち大人がこの苦境を“やる気”を持って乗り越え、“思いやり”をもって隣人に接したら子どもたちはそれをまねるでしょう。子どもは頭が固くなった大人と違い、柔軟で何でも吸収してしまいます。大人が思っているより賢いのです。
21世紀は心の時代、人間性を見直す時代です。

                     「家庭」の日を推進する会 が応援します。
                     やる気と思いやりを育てる会 が応援します。

B青少年にとって有害な環境は、大人がつくったものであることを自覚し、有害環境を取り除く努力を、今すぐに始めよう。

青少年を取り巻く社会環境は悪化の一途をたどり、犯罪に巻き込まれる確率は格段と高くなっています。前項で言われているように、「善悪をきちんと教え」るためには、大人である私たちが悪に対して毅然と立ち向かう必要があります。
特に主婦や中高生にまで浸透してきている麻薬や違法薬物、いつでも簡単に手に入り青少年の精神を蝕むポルノグラフィやそれに類するものは、健全な家庭や地域社会を破壊します。またガンになる可能性があると表示しながらどうどうと販売されているタバコは、青少年が隠れて悪いことをするという精神パターンを生み出しています。これらの有害情報と有害物、それに類する様々な有害要因を私たちは深刻に受け止め、家族や地域社会が協力して廃絶していかなくてはならないと思うのです。
その為には、家庭でそれらの有害さを教える時間を作る必要があります。小さなうちに正しい情報が入ると子どもたちは正しく判断します。どっちつかずの情報では、ふらふらしている時に有害情報や有害物の攻撃を受けますから、子どもたちは甘い誘いに乗ってしまいます。悪いものは悪いという毅然とした考えと態度を大人が取ることによって、家庭や地域社会の状況は必ず改善されてきます。みんなで一丸となって声をかけていけば、未然に防げる犯罪も多くなるはずです。
青少年の健全育成のためにできることから、身近なところから実行していきましょう。

                   元気な青少年を育てる会 が応援します。

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