『放送大学の時代』

新聞に放送大学の案内が載っていました。学部は教育学部ですが「学士(教養)」の学位が取得できます。入学試験も無く、幅広い分野の約300科目から学べます。また大学院コースもあります。『放送大学は自宅で学習ができる正規の通信制大学で、「いつでも、どこでも、誰でも学べる」がモットーです』というのが謳い文句です。放送大学は以前からありましたが、これからはもっと注目を浴びて生涯学習の場として定着してくることでしょう。以前紹介しましたように、ハーバード大学やスタンフォード大学でも通信教育で修士課程が受講できます。インターネットのブロードバンド化が進むとより多くの教育機関が通信制学習システムを導入してくることでしょう。
教育の本来の目的は学習する力をつけさせることだと前回述べました。そしてやる気を持つことの大切さもすでに述べました。学習する意欲(やる気)と学習する基礎的能力があれば、誰でも学ぶためのチャンスはあるのです。正に放送大学のモットーのように「いつでもどこでも、誰でも学べる」時代が来ているのです。
これからの教育つまり個人規格の教育とは、人の役に立つ、自分が好きで学びたい分野を見い出し、その分野の専門家になることです。そしてそれが自宅でも学習することができるのです。もちろん専門家は机上の勉強だけでは生れません。実践体験もまた必要ですから、そのための学習が大いに必要になってきます。その学習のチャンスにも大いにチャレンジしていくことも必要となります。



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