思春期の子どものいる家庭には、進路選択、受験、性の問題、友人関係など様々な悩みや不安が発生してきます。また、いじめ、万引き、家庭内暴力などの問題行動が生じてくることもあるでしょう。まず、親子でじっくりと相談し、話し合うことが重要ですが、思春期にある子どもの場合、多くはあまり親と話したがらなくなり、また適当な友人に打ち明けることもできずに一人で悩むことがあります。
思春期にある子どもの問題を家庭の中で解決することが難しい場合は、問題が長期化大きくなる前に、早めに地域にある様々な相談機関を利用することをおすすめします。電話相談の場合には、匿名で悩みや不安を打ち明けることができますので気軽に相談することができます。
地域によって相談機関の配置や専門分野、開設時間等が異なっています。行政が発行する広報誌やパンフレットをはじめ、インターネットのホームページ等を参考にし、様々な相談窓口があることを日頃から確認して子どもにも教えておくと良いでしょう。
ここでは、公的機関の相談窓口を中心に紹介しておりますが、これ以外にも日本臨床心理士会による子育て相談や、ボランティアが相談に応じる「いのちの電話」など、民間団体等が開設する家庭や子どもに関する相談窓口が多数あります。一人で悩まずに地域にある様々相談機関を上手に利用し思春期にある子どもの問題解決に役立てることをおすすめします。
◎家庭教育・しつけ
◎学校教育、いじめ、不登校など
◎子どもの非行などの問題行動
◎養育上の悩みや非行などの児童の福祉
◎思春期の子どもの発育・発達や健康
◎家庭一般
※文部科学省発刊「思春期の子どもたちと向き合うために」第5章より転載しています。掲載許可取得済み。
※各相談窓口の電話番号は変わる可能性がありますのでご注意下さい。、
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