病気の特徴(早めに手術すれば大丈夫)
昔から盲腸炎の名で親しまれている病気ですがほんとうの名前は虫垂炎です。小腸から大腸にうつることで、大腸のはじまりが盲腸ですが、盲腸の先端に、小指よりもやや細く小さい、先が行きどまりになっている腸管がついています。これが虫垂で、そこにおきた炎症が虫垂炎です。
虫垂炎はしばしば食べすぎや不摂生な食生活などが引き金になっておこりますが、腸炎のあとにつづいておこることもあります。また幼児では、かぜやはしかと思っているうちに虫垂炎になっているということもあります。
軽い場合は、腸炎のように数日でなおりますが、ときにはニ、三日で穿孔性腹膜炎に進展する重症例もあります。
症状はまず気持がわるくなり、吐いたあと腹痛がはじまり、発熱もあります。そのうち、痛みは右下腹部に限定され、その部分を指でおしたときも痛みを感じます。腹痛は徐々に強くなり、急性虫垂炎が腹膜炎になると腹痛の範囲も広くなります。
治療のポイント
手術すべきかどうかは専門医の判断にしたがいます。
虫垂が穿孔(孔があくこと)していない虫垂炎は手術すれば、死亡することはほとんどありませんが、老人の穿孔性虫垂炎や重い腹膜炎をおこしたものは危険率が高くなりますので注意が必要です。
手術はふつう一週間程度の入院ですみます。退院後はある程度からだを動かすほうが回復を早めます。
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