病気の特徴(痔と間違えやすい)
人間の腸は、おおまかにいって胃に近いほうから小腸、結腸、直腸(結腸、直腸は大腸の各部)とつながり肛門にいたっています。腸のがんのうち、もっとも多いのが直腸がんで、腸がんの大半を占めています。
直腸がんの大半は肛門に近い場所にできることから、消化器のがんでは比較的診断しやすいものです。したがって、早期に発見しやすいがんの一つといえます。しかし、よく痔と間違って治療を受けることがありますが、これはひじょうに危険です。
胃腸がんに特有の症状というものはありません。大腸炎や痔のときにみられる症状と似たようなものですが、おもな症状としては、肛門からの出血、便秘と下痢のくり返し、しぶり腹といったところでしょう。肛門からの出血といっても、内痔核のような真っ赤な血がでるというものではなく、比較的少量の血が糞便とまじってでたり、粘液とまじってでたりします。規則正しい排便習慣がみだれ、しょっちゅう便意があり、一日に五回も六回もトイレに立つようになります。直腸がんを予防するには便秘をしないことです。繊維の多い野菜を食べて、規則正しい排便習慣をつけることです。
治療のポイント
医者は肛門から指をいれ直腸をさわってみて診断をします。この診断はなんの苦痛もなく、一分ぐらいですむかんたんなものです。そしてさらに直腸鏡でしらべて診断を確定します。
直腸がんを完全になおすには手術で十分にとり除く以外にありません。手術は熟練した外科医が行えば、ほとんど危険はありません。
直腸がんの発生のもとになるものの一つとして腸のポリープがあげられます。ポリープというのは、胃や腸の内側にできるイボのようなものですが、直腸にポリープが発見されれば、厳重に経過を観察し、色や形に少しでも変化がみられたようなときは切りとるようにします。
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