病気の特徴(健康診断が大切、おそれることはありません)
胃がんは日本では一番多いがんですが、最近は診断法、治療法の進歩によって助かる人がふえています。胃がんの場合、胃壁の粘膜層にがんがとどまっている間にそのがんを発見することを早期発見といいますが、この時期に手術をすればほぼ一〇〇%助かります。しかし、がんが粘膜より下の筋層やしょう膜にまでたっしたものは進行胃がんとよんで、手術後の五年生存率は五〇%以下と悪くなります。これをみても胃がんの早期発見がいかに大切かがわかります。
日本人には肺がんがひじょうに多いのですが、アメリカ人、とくにアメリカの白人には肺がんは大幅に減ってきており、その反面、肺がん、大腸がんなどがふえています。わが国でもその傾向がだんだんはっきりあらわれてきています。
ほかのがんでもそうですが、胃がんにも特有な症状はありません。たとえば、腹がはる、食欲がない、便秘しやすい、胃が痛いなどといった一般的な胃腸病の症状は、だれでも多かれ少なかれあるものです。どちらかといえば、なんともないという人のほうが少ないでしょう。ですから、こういう症状があるから胃がんではないか、胃がしょっちゅう痛いから手遅れではないか、などということはいえないわけです。
治療のポイント
がんは肺炎のような急性の病気とはちがって慢性の病気ですから、一日二日を争って手術をする必要はありません。入院が一日早かったから、一週間早く手術したからといって治癒に差があるものではありません。ですから、たとえ一ヵ月待ってもいいから、信頼のおける専門病院で手術を受けるべきでしょう。
治療のきめ手は早期発見
胃がんの早期発見を行うためには、健康診断以外に手はないのです。四十歳すぎたら年に一回は検査を受けたいものです。検査はエックス線検査、内視鏡検査、胃の一部を切りとって顕微鏡で調べる生検などがあります。早期胃がんの手術は割にかんたんで、ほとんどの人が助かりますから、おそれる必要はありません。
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