Aジョギング(運動不足の現代人には手っとり早く体力もアップ)

 近ごろのジョギング・ブームには目を見はるものがあります。ジョギング人口は数百万人に達するといわれますが、なぜ、こんなに急激なブームを招いたのでしょうか。ひとくちにいえば、現代人の栄養過剰と運動不足にあるといえましょう。いまの日本人はどこへ行くにも電車や自動車、それにエレベーターやエスカレーターもいっぱいです。マラソンやジョギングは、そうした弊害を手軽に解消してくれるすぐれた運動です。


ルールは1つ−自分のペースを守って走ること

先ず歩くことから

 思い立ったが吉日とばかり、何の準備もなしに走り出すのは、きわめて危険です。はじめて走る人は、ほとんど歩くぐらいの速さで走ることです。格好がわるいとか恥ずかしいとかで、つい速く走りたくなるものですが、それは厳禁です。ほんの4〜500メートルぐらいからはじめて、あとは歩いてください。翌日はその距離をもう少し延ばしますが、ペースはやはり守るようにします。走る距離が延びてきたら、ウォーミングのため、最初2,3分走ったあと、少し歩いて呼吸をととのえ、そのあと比較的長い時間走るようにします。

 しかし、ジョギングを始めて、それを規則的に自分の生活の一部にしてしまうと、やがてそれがランニングとなり、自信もついてくるし、スピードや走行時間が長くても平気になるのです。

 そのころから、各地で行われているマラソンなどにも、ひとつ参加してみよう、という意欲がでてくるものです。しかし、軽はずみに競争しないほうが賢明でしょう。


走る前に健康診断を

 ジョギングの最中に心臓マヒで倒れたというニュースをときどき耳にします。このごろ、腹が出てきたから、ジョギングでもやろうか、と突然ジョギングやマラソンなどをはじめたりするのは危険なことです。

 健康法としてのジョギングをはじめるのはいいのですが、事前に自分のからだが激しい運動に耐えられるかどうか、医師に診断してもらうくらいの配慮が、とくに中高年の人には必要です。もし診断の結果、からだに異常があれば当然さけるべきだし、そのとき体調がわるければ回復を待ってからにすればいいのです。


忘れてならない基本

 自分の年齢、体力のレベルに合わせて、距離や時間、ペースをきめることです。

 走ることは、すべてのスポーツの基本です。全身運動なので、呼吸、循環器機能の発達や強化に大きな効果があるのです。またああし越しを強化することで腰痛を予防し、血液循環がよくなることから、手足の冷えや貧血などの体質改善にも効果があります。しかし、急に走って心臓に負担をかけてはなんにもなりません。とくに中高年者の場合は、自分の健康状態を把握し、入念なウォーミングアップを忘れずに。


 ジョギングは「緩走」と訳します。つまり、からだをならすために、“ゆっくり走る”ことで、よくスポーツ選手が準備運動の1つとして行っている、ごくふつうの運動です。歩行と歩行の中間ぐらいの運動と考えればわかりやすいでしょう。

自分のペースを守って

 ジョギングは、1つの目安として「会話をしながら走れるくらいのゆっくりした速さ」ということになります。ですから、病気上がりのような場合には、たとえゆっくり走っても苦しいはずですから、そのようなときには歩くことになります。つまり「歩行ジョギング」です。

 したがって、相手のペースにひきずられて、ムリして走るのは、もはやジョギングではなくて、ランニングなのです。たとえ、スタートはいっしょでも、あとはマイペースで走ったり、歩いたりするのがジョギングです。

 ジョギングは、あくまでも日常生活や職業生活の中で運動不足を補い、体調を保持するのがねらいですから、いつでもマイペースを守るべきです。


走る距離とスピード

 楽に会話ができるくらいの運動量については、脈拍数から見当をつける方法もあります。一般に走り終わった時の脈拍が1分間に120〜130程度になるように抑えます。ふつう毎分100〜150メートルぐらいの速さのはずです。

 時間は標準体操を含めて1日最低10〜15分間ぐらいはとりたいものです。もし全体で15分とすれば、前後5分は準備体操と整理体操にあて、残る10分を歩いたり走ったりする時間にあてます。最初は歩く時間を多くとり、なれるにしたがって徐々に走る時間の割合をふやしていけばいいのです。

 50歳前後の中高年の人なら、自分のペースにあった走り方で30分ぐらいは走っても大丈夫です。

 毎日走るにこしたことはありませんが、最小限週に3〜4日は走りたいものです。それ以下になると、せっかく走っても効果は少なく、体力を維持するぐらいです。


正しいフォームで

 美しいフォームを維持するうえでの3大ポイントは“リラックス、リズミカル、上下動なし”の3点でしょう。歩幅はせまく、歩数でスピードを調節します。

 歩行のときのように、両足が空中に浮くことはありません。着地はかかとから入り、ついで、足の裏全体で地面をけって前に出ます。それによって、足が受けるショックは、かかと→足首→ひざ→腰の順にやわらげられていきます。

 中高年者のジョギングでは、若いころには考えられなかった足首やひざの故障も多いものです。とくにアスファルトやコンクリートのような硬い表面を走ったりするときは、靴のよしあしがものをいいます。軽くて、足の裏によくフィットして、弾力性があり、ショックを吸収する靴を選ぶようにします。

 腕はひじをL字型に曲げ、横振り、上下振りにならないよう、正しく前後に振ります。こぶしは軽く握り、肩の力を抜くようにします。
 

※ご存知ですか「フル・マラソンへの挑戦」

 42.195キロのフル・マラソンを走ってみたいという気持ちは、走ることに興味のある人なら、だれでも一度は抱くことでしょう。フル・マラソンを完走するためには、@健康であること、A足が丈夫であること、Bゆっくり走ることが好きであること、などの条件があります。

 レースを目指す場合は、3ヶ月ぐらい前から計画を立ててトレーニングに入ります。完走するためには、1ヶ月にだいたい300キロ以上走りこむ必要がありますが、具体的なスケジュールなどについては、身近な経験者から教わること。


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