F主婦体操(慢性的なストレスと運動不足もこれで解消)
家庭の電化や生活の合理化によって、家事についやす主婦の時間は大幅に短縮され、消費するエネルギーも、非常に少なくてすむようになりました。それ自体はたいへん結構なことですが、問題も出てきました。とくにサラリーマン家庭の専業主婦の場合、1日の消費エネルギーは非常に少なくなっています。その結果は肥満につながり、体力の低下をもたらします。
ここでは、その点を考えた手軽な運動を紹介しましょう。
スキ間時間を利用するだけで驚くほど効果があがる
主婦が家庭にあって、もっとも手軽に、しかも全身をくまなく運動させるためには、家事の合間にからだを効果的に動かすことです。「さあ、これから体操だ」とばかり、特別な服に着替えたりすると、3日坊主になりがちです。また、むずかしい技術などを取り入れようとすれば、いっぺんにイヤ気がさしてしまいます。
体操なんかやさしいもの−からだの動かせる部分をまんべんなく動かす−それがここで紹介する主婦体操です。ただ、同じ動かすなら、なるべく効果的に、手軽に、しかも楽しく動かしましょう。
指を動かす
どんななまけ者でも、手や指先を動かすことぐらいはできるでしょう。それなら「結んで開いて」と、幼児の頃を思い出して、手の指を開け閉じします。手の指を動かすことは、脳を刺激し、昨日を活発にさせる効果があります。人間の指先には数百万の神経細胞があり、これを使うことで、脳の運動神経細胞を興奮させ、その刺激が脳の活性化をうながし、老化を防ぐのです。指を動かしたくらいで、と馬鹿にしないで、まず指の体操から始めましょう。
よく歩け
本書のウォーキングのところで詳しく紹介してありますが、歩くことは健康の源です。まず足腰が鍛えられ、血液循環がよくなって、血圧が下がる効果があります。呼吸器も強くなります。毎日、最低2キロは歩きましょう。お勧めの人なら、ひと益手前で降りて通勤するのも一方法です。
とくに心臓に不安があったり、血行障害に悩む人は、散歩や前身をゆっくり動かす運動が適しています。
腹筋と背筋の運動
レントゲンで調べても、脊椎、腰椎、椎間板になんの以上も見つけられないという腰痛がふえています。これは「腰痛症」といわれるもので、からだを鍛えることが第一の解決法です。
姿勢の悪さは筋力、とくに腹筋と背筋に関係しています。これらを鍛える運動としては、剣道の素振り、ジョギング、縄とび、腕立て伏せ、ボートこぎ、バレーボールなどが挙げられます。
腹筋を鍛える運動
@ぬる目の湯につかり、腹式呼吸を行います。吸うとき腹をふくらませ、吐くときに引っ込めます。これを5〜10回。
Aおへその下をこぶしで軽くたたきます。毎日50〜100回。
B大きく背伸びをしながら肛門をキュッとしめる。10〜20回。
C腰骨からおへそに向かって手のひらでこすりましょう。20〜30回。それが終わったら、今度はおへその左下を手で押します。20〜30回。
ぜんそくには水泳・乾布まさつ
ぜんそくはアレルギーが原因の病気です。寒さや気候の変化に敏感なぜんそく患者は、日頃から心身の鍛練が第一です。といって、発作を誘発するようなハードな運動は禁物です。その点、水泳は最適です。これは発作の原因となる気道の冷えや乾きを防ぐのに水泳が適しているからです。
乾布まさつも、皮膚が鍛えられ、粘膜がじょうぶになるので、ぜんそくにもってこいの健康法です。とくにぜんそくのツボの集中している肩甲骨の周辺や胸、両腕の外側、ひざなどをからだ中が赤くなるほどこすります。
生理痛に効く体操
@あおむけに寝て、両足を曲げ、静かに腰を上げます。次に床にひじをついて、両手を腰にあて、30秒ほどそのままの姿勢で静止します。
A後頭部の下半分、左右のくぼんだところを両手の親指で強く3秒ほど押しては休むようにしまう。これを5〜10回ほどくりかえしてください。
一般に生理時はあまりからだを動かさない人が多いようですが、スポーツ選手などは生理日も練習を休まず、ふだんと同じように練習をしている人がほとんどです。
理論からいっても、運動することによって血液のめぐりがよくなり、骨盤内の充血がとれ、酸素や栄養が十分に補給されて老廃物が減少するため、生理痛はむしろ解消されるのです。
肩こりは水泳で
全身の筋肉をむらなく使い、しかも腕の運動によって肩や胸の筋肉をよく使う水泳は、肩こりに最適です。水がクッションの役目をするので、筋肉をなめらかに動かすことができ、多少肩に痛みのある人でも楽しんでなおすことができます。
からだが冷えることは、とくに心配することはありません。水の中でも、筋肉を動かすことによって筋肉の温度は上がるからです。ただし、ぬれたからだのままプールサイドに長くいると、水分を体温で乾かすため、その分だけ体温が下がることになり、よくありません。
肩こりは、酸素を運ぶ血液の流れが悪くなって、肩の部分が酸素不足になった状態をいうわけです。ですから、それを防ぐためには、運動によって息をはずませて酸素をとり入れ、酸素を運搬する経路を刺激しておくことが大切です。この目的でする運動を有酸素運動といいますが、これには先の水泳のほかに、縄とび、テニスなどがあります。
運転疲れを防ぐ体操
運転でもっとも酷使されるのが神経と目です。ふつうに歩いているときは、1分間に20〜40回動く眼球が、時速60キロの走行中は150回以上も動くのですから、疲れも大きくなるわけです。
運転中、まぶたがピクピクしてきたら、要注意です。まず車をとめて車外に出、深呼吸や軽い体操をします。
体操は、
@背筋を伸ばして、両手をよく振るようにします。
A次は手を後ろで組み、背筋を思い切り伸ばします。
B両手を左右に振りながら、からだをそれに合わせて左右にひねります。
C両足をそろえ、右、左とひざを回してやります。
D最後に深呼吸をゆっくり3〜5回ほどします。
目のかすみがひどく、つかれがとれないときは、背もたれを倒して横になり、冷たいタオルを目にあてるのも、目の疲れをとるよい方法です。
目の疲れをとる眼球体操
職場のOA化が進んだこともあって、最近はそうした機器を使う人の健康があたらしい問題となっています。
もっとも大きな問題は、疲労とストレスです。疲労では、あのチラチラするVDTを長時間見ていることによる眼精疲労がいちばん多いのが特徴です。目の疲れからくる肩こりや頭痛も多くなっています。
そこでOA機器使用による眼精疲労の回復法を教えましょう。
たとえば、まぶたがピクピクしたり、画面のちらつきがひどくなったら、静かに目をつぶり、しばらく休みます。窓を開けて遠くの景色を眺めたり、緑を見つめるのも効果があります。
目の置くが痛くなったり、目がはれぼったい感じがするときは、次のようなマッサージをしてください。
@人さし指、中指、薬指の3本でこめかみを3〜4秒軽く押します。
A目を閉じて、同じ指でまゆの下、目のくぼみを突き上げるように3回ほど圧迫し、さらに下まぶたのところも同じようにします。
B次は同じ指で目じりからこめかみまでを軽く押していき、最後に眼球の上を指の腹で10秒ほど押さえます。
眼球が充血し、頭痛や吐き気を感じるような疲れの場合は、作業を中断し、できればしばらく横になるのがよいでしょう。そのとき冷たいタオルをあてて冷やしたり、目薬をさしたりして、静かに休みます。
足の疲れをとる体操
@足の指を握り、前後に屈伸させます。これを20回。
A次に軽く回します。これを10回。回し終わったら、今度は逆に10回。
B足の指を1本ずつ、前後に伸ばします。それぞれ20回。
C両手の親指と人さし指で足の指をはさみ、1本ずつ交互に指圧します。
D親指の原で、足の裏の中央(土ふまず)を強く指圧します。疲れがひどいときは、こぶしでたたきます。
Eふくらはぎのいちばん太い部分を、手のひらで握り込むようにして指圧します。10〜15回。
F足の親指の側面を手のひらで20回ほどこすります。小指の側も同様にします。
足の疲れは靴と関係が深いので、自分の足によく合った靴えらびをすることも大切なポイントです。
性感アップ体操
中年になると目、歯、セックスの順で衰えるといわれています。
セックスは夫婦間を上手に保つ妙薬であるばかりでなく、自分自身の健康にとってもきわめて重要な意味をもっています。そこで40歳を過ぎ、そろそろセックスの衰えが気になる女性のために、手軽にできる性感アップ体操をおすすめします。
@あおむけに寝て、両足を高く真上に上げます。5秒感覚でこの姿勢をくり返します。5〜10回。
A次は真上に上げた両足を交差させ、約20秒間保ちます。左右の足をかえてこれを3〜5回くり返します。
B両足をぎりぎりまで広げ、いきを吐きながら上半身を前傾させます。10回。
C次にあぐらをかき、かかとを恥骨に引き寄せ、背筋を伸ばします。肛門を締めながら、上体をゆっくり前に倒します。5〜10回。
こんな病気・症状に効果がある
○胃腸病
○肩・腰の疲労
○便秘
○神経病・不眠症
○低血圧
○更年期障害
○産後の体調不振
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