Cブラッシング(ゴシゴシこするだけで信じられないほどの実効)

 ブラッシングも乾布まさつなどと同じ効果がありますが、ブラッシングの方が刺激が強いために、より強い効果が期待できます。入浴のときにヘチマや亀の子たわし、あるいは馬の毛などで作ったブラシで、ゴシゴシこするのを健康法にしている人は案外に多いものです。皮膚の表面をブラシやたわしでこすっていると、古い細胞がはがれて新しい細胞がどんどんできるので、毛細血管の働きも盛んになります。

自律神経のツボが無数に散らばる皮膚の刺激で活性化

 私たちの全身をおおっている皮膚は、厚さ1〜2ミリ、いちばん薄いところは、まぶたの0.5ミリ反対にいちばん厚いところは足の裏で4ミリぐらいです。

 この皮膚は、体の防壁として、体内の温度を一定に保つため、大きな働きをしています。ですから皮膚をきたえておけば、外界からの寒冷刺激に即応して体温調節機能が働いてカゼをひきにくくし、またブラッシングをつづけていると皮膚の血行がよくなり、ひいては全身の血液循環がよくなります。

 その結果、全身運動をしたときと同じような効果があります。

 皮膚には自律神経のツボが無数に散らばっていますが、ブラッシングなどでこのツボが刺激されると、内臓の機能も活発になります。これがブラシ健康法もしくはたわし健康法とよばれるもので、信奉者も結構多いようです。

 入浴のついでにやりますが、ブラッシング用の馬または豚の毛のブラシはデパートや化粧品店で市販されています。なるべくごわごわした、荒っぽいものでこすったほうがよいのですが、たわしが強すぎる人は、ヘチマや馬の毛のブラシがよいでしょう。手とか足の先など、心臓に遠い部分からこすりはじめます。

 顔の部分は、目などにバイ菌が入りやすいので、さけたほうがよいでしょう。

※ご存知ですか「カゼは万病のもと」

 よく耳にすることわざの1つです。カゼが万病のもとといわれるのは余病がこわいからですが、とくにお年よりの場合は肺炎に注意しなければいけません。そのほか、中耳炎、副鼻腔炎、腎炎、気管支炎など、いろいろの合併症があります。

 たしかにカゼの病原はウイルスですが、このウイルスも、健康なときは病原菌にならないで、からだの抵抗力が落ちてくると悪さをするようになります。だから、カゼがこわいのではなく、カゼにつけこまれるほどからだの抵抗力が落ちていることに問題があるわけです。ご用心。

こんな病気・症状に効果がある
○老化防止
○血行障害(シモヤケ、アカギレ)
○シワ、シミ
○カゼ
○ストレス

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