Fエアロビクス(宇宙飛行士の運動不足対策から生まれた)

                      指導・日本エアロビック・ダンシング

 運動に必要なエネルギーは、酸素を吸ってそのエネルギーを使いながら運動していく有酸素運動と、蓄えたエネルギーを使って運動していく無酸素運動があります。中高年以上では無酸素的エネルギー供給源は低下しますが、有酸素的エネルギー供給の能力はそれほど衰えません。ですから、年をとってからの運動は有酸素運動が適しています。エアロビクスとは多量の酸素補給を必要とする運動のことで、全身の持久力を高めます。

楽しさの中に計算ずくの合理性を取り入れた全身運動

 エアロビクスは、英語で空気中の酸素を必要なだけ、呼吸によって体内により入れながら動き、仕事をし、スポーツをすることのできる能力を意味します。この能力を向上させようというのが有酸素運動ですが、この健康法は、10年ほど前にアメリカ空軍病院のケネス・H・クーパー博士によって提唱されたものです。

 道博士は、宇宙飛行の最大の難関が宇宙船内に閉じこめられた状態からおこる運動不足であり、これが循環機能の低下につながることに気づきました。そして、これに対処するにはエアロビクス的なトレーニングが最適であることを発見、エアロビクスの理論を確立したのです。

 そして、運動不足は宇宙飛行士やパイロットだけでなく、一般市民にもあてはまるとして、成人向けの運動プログラムを点数制で示しました。

 ジョギング、水泳、サイクリングなどを代表格とするエアロビクス運動は、長時間に渡って多量の酸素補給を必要とする運動ですが、この運動は酸素の有効摂取量を増加させますから、血液は新鮮になり、からだ全体の持久力も増大します。

 また各自の年齢、性別、体力に合わせて運動プログラムを組むことができるので、無理なく、しかも楽しさを基調として行なうことができます。

エアロビクスのポイント

 エアロビクスのポイントは、息苦しくならないで、また、それに気づかないように徐々にスピードや回数、強さを上げていく方法です。たとえば、朝、自宅をとほでスタートし、最初はゆっくり30秒間歩き、次はゆっくりジョギングを30秒間行い、ついで10秒間歩きます。落ち着いたらまた30秒ジョギングに移行し、やがてジョギング時間を1分、2分と伸ばしていき、苦しくなったら歩くようにして、合計20〜30分間続ける方法です。

 要は、息苦しくなる寸前でゆっくりペースにうつります。このような方法を、ジョギングだけでなく、テニスでも、水泳でも、登山でも、あるいは薪割りのような仕事でも応用すれば、苦しい思いをしないで運動効果が得られます。

 最近、ちょっとしたブームになっているのがエアロビクス・ダンスです。よいことずくめのエアロビクス運動を、さらに楽しみながら行なおうというものですが、ダンスの苦手な人にも覚えやすいよう、十分考慮して振りつけていますから、好きな音楽に合わせて行なうことができます。

 一部の筋肉を使うだけでなく、全身を動かすダンスですから、無理をせずに続ければ、からだも慣れて、いきいきとしてきます。

ここがポイント

 脈拍を数えましょう。運動量が自分のレベルに合っているか、酸素が効率よく消費されているかなどを知ることができます。

 床がコンクリートやPタイルといった固い場所は避け、靴はクッションの厚いものをはきます。

ジョギング・ポジション

 音楽に合わせて、かかとだけ浮かして、その場で駆け足。足の基本パターン。手は軽く曲げてわきに。

ニーズ・アップ・アンド・タッチ

 ジョギング・ポジションから片足を高く引き上げ、両手でそのひざに触れます。右足、左足交互に8回行ないます。

ニーズ・アップ・アウトサイド

 ジョギング・ポジションから足を斜め後ろに振り上げ、同じ側の手でかかとに触れます。これも右足、左足交互に8回。

ニース・アップ・インサイド

 アウトサイドとは逆に、足を斜め前に振り上げ、反対側の手で触れます。右足、左足交互に8回。

ワンステップ・サークル・アームズ

 ワンステップしながら手のひらを外側に向け、両手をバランスよく開き、肩から手全体をくるくる回します。前回し、後ろ回し8回。

スィング・アンド・スナップ

 足を広めに開き、ひざを移動しながら、体側につけていた両手を大きく右に突き出してフィンガースナップ(リズムに合わせて指を鳴らす)。右方向、左方向交互に8回。

ジョグ・ワイルド

 その場ジョギングしながら両手を直角に広げ、左右に振ります。

アッパーボディー・ツイスト

 足を肩幅くらいに開き、ひざを軽く曲げ、腰を落とし、両手をバランスよく伸ばしたまま、上体を左右にねじります。後ろを振り返るほどねじること。8回ねじります。

ワンステップ・バック・ストロール

 ワンステップしながら突き上げた手をぐるりと後ろへ回します。ちょうど背泳ぎの要領。左右交互に3回。

※ご存知ですか「自己流体操のすすめ」

 体操は相手がいらない、道具もユニフォームもいらない、雨が降っていれば室内で、それも自分一人立つところがあればOKというわけで、何も面倒はいりません。

 健康のための体操は他人に見せるものではないし、上手、下手は関係ありません。規則を知らなくても、型にあってなくても、自己流の体操で結構なのです。

 お風呂の中でからだを動かすだけでもいいし、天気のよい日は戸外で縄跳びをしても結構です。両手の手首から先をブラブラ、ブラブラとふる運動だって効果があるのです。

こんな病気・症状に効果がある
○食欲不振
○肥満
○不眠症
○胃腸障害

(連絡先=日本エアロビック・ダンシング
     電話03−587−1091)

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