B丹田呼吸法(《快食・快眠・快便・快働》も自在の不思議な効果) 

                                    指導・調和道協会

 丹田呼吸などというと、何か特殊な呼吸法を想像しがちですが、私たちの日常生活の中でも無意識に行われることもあります。力いっぱいで行うスポーツや仕事のときには無意識のうちに力強く息を吐きます。丹田呼吸というのは、この呼吸を意識して、より効果的に行おうというものです。胸部と腹部を同時に圧縮し、胸部の圧縮で息を押し出し、肺のガス交換と血液循環をうながそうというのが丹田呼吸法のねらいです。

ヘソの下に力を入れ息を吐き出すだけの手軽な健康法

 怒りを鎮める丹田呼吸

 対人関係で、思わず怒りが爆発する。こんなことがよくあります。そんなときは、まず何をおいても吐く息を長くしてみることをすすめます。私たちはちょうど気分が高ぶったり、あがったりしたとき、よく無意識のうちに長い息をすることがよくあります。これは心身の緊張をほぐし、リラックスさせようとする自然の要求がそうさせるのです。そこで、対人関係で怒りがこみ上げてきたら、さりげなく下腹部に圧をかけ、ゆっくりと相手に悟られないように、フーッと息を吐いてみるのです。これをくり返すと、なんと今までの怒りがうそのように消えていくから妙です。

  
丹田というのは「丹薬」(不老長寿の薬)ができるところという意味で、へその下6、7センチのところを指します。ここが人体の力の源泉ともいわれ、昔は柔道や剣道の練習のときなど、「もっと丹田に力を入れて!」などと怒鳴られたものです。

 
私たちがふだん行っている呼吸は腹式呼吸、胸式呼吸、あるいは2つの混合呼吸ですが、これらの呼吸は、要するに、吸った息をどこに入れようかと意識することによる区別といえますが、丹田呼吸法は、逆に吐く息を丹田から押し出すことを意識して行う呼吸です。

 
丹田呼吸の特徴は、息を吐くときに腹圧をかけて、おなかから息を押し出すのです。吸うほうは自然に入るのです。息を吐きながら前傾動作をくり返すと、胸腔と腹腔が圧縮され、大量の炭酸ガスを含んだ胸腔内の空気が吐き出されますから、吸うことは意識しないでも、酸素を含んだ新しい空気が大量に肺に流れこむことになります。


丹田呼吸法のやり方
 
 3回呼気を行ったのち、1回吸気を行う「3呼1吸法」で行います。つまり、基本として、鼻から「フウッ、フウッ、フウー」と3回つづけて息を吐き出すところから名づけられたものですが、出る息のみ努力すれば、空気が自然に入ってくるのでスプリング呼吸ともいわれます。

 
3呼1吸法は、まず背筋を伸ばし、親指と外の4本の指をそろえて、みぞおちの下に当てます。そして、そこを押し、からだを前方に倒しながら、息を強く1、2、3とはきます。3回目の息を吐き出すと同時に指の力を抜き、上体を元に戻しますが、すると自然に息が入ってきます。以上の動作を12回くり返します。

こんな病気・症状に効果がある

○食欲不振
○便秘
○不眠
○倦怠感
○肩こり
○胃下垂
○ぜんそく

 (連絡先=調和道協会本部・東京都荒川区西暮里3−10−31
  
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