しあわせな家族関係を築くあの手この手の第一歩は、家族会議を開くということです。 この家族会議で決定することはいくつかあります。それを家族の成長に合わせて見ていくことにしましょう。 1.婚約時代から新婚時代 ◆《家族憲法》 この時期は二人でしあわせを創造する時期ですが、これから生まれてくる子供たちを含めた「家族」という単位を上手に運営していくためのルール作りをする必要があります。それを「家族憲法」と呼びます。「○○○家憲法」とでも表現しましょうか。 この「家族憲法」は夫婦でしっかり話し合って決めることが大切です。違う環境で育ってきた二人ですから、家族を運営するルールややり方にも違う意見があるでしょう。意見が違っても二人で話し合って、それこそ共通のルールとしてまとめ上げることにより、どこにもない二人だけのオリジナルの「家族憲法」が作られます。 婚約時代や新婚時代の二人だけの会議では、まずこの「家族憲法」を作りましょう。 例えば、 山口家憲法 一つ 毎日笑顔で挨拶しよう! 一つ 朝食はみんなそろっていただきます! 一つ 約束はきちんと守ろう! 一つ 1ヶ月に一度は夫婦でデートをしよう! 一つ 「愛しているよ!」を毎日言おう! 一つ 「ありがとう!」「ごめんなさい!」は素直に言おう! 一つ 楽しい家庭を築いていこう! 一つ 子どもができたら夫婦で協力して育てよう! この「山口家憲法」が、「山口家のきまり」、「山口家のルール」、「山口家の教え」、「山口家家訓」、「山口家の目標」等の表現でも良いと思います。これを居間の壁に額縁に入れて飾っていれば、毎日目にして実行し易くなります。 子どもが生れたら、内容が少し変わるかも知れません。また状況に応じて内容を付加することもできます。二人で作ったということがとても大切なのです。毎日でなくても時々実践状況を二人で話し合って、反省したり、経験を分かち合うならば、二人のきずなはもっと強くなるに違いありません。 ◆《スケジュール調整》 家族会議で話し合う内容の一つに、「スケジュール調整」があります。1ヶ月に一度の家族会議では、次の1ヶ月間のスケジュールを夫婦で決めます。デートの日を決めてスケジュールに入れることが先決です。 2.子どもが小さい時 ◆《家族憲法》 子どもが生れて、幼稚園に行くような年齢になったら、家族憲法に子どもができることを付け加えます。これによって、二人だけの憲法から子どもも加わった家族憲法に発展していきます。この憲法は子どもにとって、家族のきまりを学ぶ良い機会となり、それは社会人になっても役立つものとなります。 例えば、 山口家のルール 一つ 笑顔は家族の宝物、いつもニコニコしよう! 一つ 朝食はみんなでそろっていただきます! 一つ 約束したことはきちんと守ろう! 一つ 1ヶ月に一度は外食しよう! 一つ 「ありがとう!」「ごめんなさい!は素直に言おう! 一つ 毎月1度は「家庭の日」を設けて楽しい活動を行おう! 一つ 楽しく明るい元気な家庭を築いていこう! また、子どもにも「子どものきまり」を自分達で作らせたら子どもはそれを守ろうとします。それ以外に、「お手伝い計画表」や「ぼくの目標」等も作ってやると、自己管理能力がついてきます。 これらを家族会議で決定し、居間に飾ります。毎日家族で「家族憲法」や「ぼくの目標」等を唱和すれば、素晴らしい結果が出てくると思います。 ◆《スケジュール調整》 夫婦だけの時と同様に子供ができても最低1ヶ月に1度は家族会議でスケジュールの調整をします。特に子供が学校に行き始めると、いろいろな行事が出てきます。それらを調整して家族で過ごす日や時間を積極的に作っていくことはとても必要になるでしょう。月末か月始めに1ヶ月のスケジュールを調整しておけば安心して様々な日程を組むことができます。 |
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