◎家族の絆を強める ”家族は永遠です!” 家族は愛し合っている夫と妻、そして”二人の愛の結晶”と言われる子供たちで構成されます。家族によって人数は違います。子供が二人ならば4人家族です。一昔前は子供が7人とか8人とかいて、更におじいちゃんやおばあちゃんが同居していましたので、11人家族とか12人家族とかの大家族がたくさんありました。時代は変わり、現在は核家族化が進み、小家族が大半をしめる状況です。 人数はどうであれ、夫婦と子供で構成される家族は、人類が地上に誕生して以来、連綿として続いてきた最も基本となる大切な単位です。家族はいつの時代もその地域や地方、国にとって、貴重な存在でした。この家族を守るために地方で戦いが起こったり、また国家間の戦争が起こったりもしました。 少し考えてみて下さい。もしあなたの先祖である、ある直系家族が存在していなければ、あるいは過去のある時点で消滅していたとしたら、今のあなたは存在しないのです。そういう意味で、家族は永遠の関係であり、あなたはずっーとずっーと昔の先祖からのDNAを受け継ぎ、そして人類が滅びない限り、家系が途絶えない限り、ずっーとずっーと未来の子孫にまでそのDNAを引き継いでいくのです。 ですから、私たちは今のひとときだけに責任があるのではなく、遠い先祖から遠い子孫に至る自分のDNAがかかわるすべての人々に対しても責任があるのです。そう考えると自分の存在はとても貴重なものであり、共にDNAを残していく夫と妻、そして子供の存在はとても大切なのです。 ”家族の危機のおとずれ” 現在の少子化が今後も同様に進むと、1世紀も経たない内に日本の人口は現在の半分近くまで下がってしまうという統計が出ています。出生率が2000年で1.35人(1人の女性が生涯に産む平均)となっており、1950年頃の約4人と比べると非常に少ない数値になっています。少子化の背景には晩婚化があげられますが、結婚しない男女が増えていることも危惧すべき事実です。 家族の危機はこれだけではありません。離婚件数も増加の一途をたどっています。とても残念なことです。一度は愛し合った伴侶と離れることは二人の選択ですから仕方のないことかも知れません。でも、残された子供が受ける心の痛手は決して軽いものではありません。その傷が子孫に受け継いでいくDNAにも影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。 少年院に入っている少年少女の半数以上が片親育ちであったという報告があります。片親が悪いと言うわけではありません。でも片親になるまでの過程で経験した子供の心の傷が何らかの影響を与えた可能性があるのかも知れません。また、離婚が悪いと言っているのではありません。でも、離婚しない方が、離婚しないでよいように夫婦がお互いに努力することが子供や子孫にとってもっと大切なのではと言いたいのです。 ”家族を取り巻く悪の怪物” 上記で家族を構成しない人が増えているということと、構成する時期が非常に遅いということ、家族を構成しても結婚関係を解消してしまう人が増えているという事実をお伝えしました。それらは非常に大きな問題です。では、なぜ家族が崩壊するのでしょうか。その原因は何なのでしょうか。 私たちの家族を取り巻く悪の怪物が見えるでしょうか。彼らは家族を崩壊させようと虎視眈々と狙っています。悪の怪物の特徴は、自分勝手な利己心です。思いやりがなく、愛と関心が欠如しています。夫婦間でそれが暴れ始めると、これまでの愛情と思いやりの気持ちと態度がなくなります。伴侶に対して猜疑心が起こり、信頼が損なわれてきます。そして、これまで深く強かった愛情と同じくらい、深く強い憎しみや恨みとなってやってきます。 ダムが崩壊したら手が付けられないように、溜まった後に爆発したらもう手が付けられません。そうならないためには、常に少しずつそのようなわだかまりを解消していくことです。定期的に夫婦の絆を強める活動をしておくべきです。(「しあわせな夫婦関係を築くあの手この手」(当ホームページ家族フォーラム参照) また、悪の怪物の別の姿は、家族を取り巻くあらゆる不正不法行為です。それらが自分勝手な利己心を生み出す原因にもなっています。彼らはその行為は悪くない、誰でもやっていることだと言いながら、家族に近づいて来ます。例えば、不倫や浮気、売春行為等があります。結果として嘘をつくことになります。小さな嘘が大きな嘘になってきます。ストレス解消だ、気持ちが良いよと言いいながら、家族に近づいてきます。例えば、麻薬やアルコール(深酒になりアルコール中毒にもなります。)、様々な博打行為等があります。結果として身体を壊したり、借金地獄に陥ったりします。小さな快楽が大きな痛手を生み出します。これらは避けるべきです。 ”永遠の家族を築くための簡単な方法” 家族でできる事からスタートして、一歩一歩前進していくことが大切です。まずは夫婦関係が最良の状態であることがとても大切です。これは「しあわせな夫婦関係を築くあの手この手」を参考にして是非実行してみて下さい。必ずや夫婦の絆は強まるはずです。 その夫婦の和があって初めて家族の絆を強める提案が実行され得るのです。家族の絆を強める方法は次の活動と考え方です。参考にして頂けましたら幸いです。 1.「家族会議」 2.「家族の集い」 3.「家族個人面接」 4.「家族史作り」 ”家族でしあわせを創造する” 上記の活動を定期的に実施すれば、悪の怪物が家庭内に入り込む余地はありません。夫婦が二人でしあわせを創造するように、今度は家族としてしあわせを創造していくからです。子供たちは楽しい家族の思い出を胸に抱いて大人になっていきます。単なる楽しみでも価値がありますが、子供たちの未来を創造するような継続した楽しみ方を夫婦で計画したらいかがでしょうか。 夫婦が手を携えて、子供たちが貴重な時期を過ごす家族のしあわせを創造していくなら、夫婦は共同経営者であり、同志であり、仲間です。それが二人にとって楽しいことでしたら、達成感をお互いに共有できることでしたら、心が離れることなどありません。積極的にしあわせ創りの仕事に携わる夫婦に危機はやってきません。 子供もしあわせ創りに参加します。家族で協力して喜びを創造していくのです。そんな家族に悪の怪物は近づきません。原因があって必ず結果がやってきます。しあわせを創造する努力という原因があれば必ずその結果としてしあわせがやってきます。これが原則であり、この世の摂理です。悪の怪物が付け入る隙が無いように、家族の絆を強める活動に勤しみましょう。 家族の絆を強める活動の提案は、家族によって状況や事情が色々と違いますので、ご自分の家族の環境や状況、事情を考慮して、創意工夫をしてみて下さい。やれるところからやれる方法で、実行し始めることが大切です。 お約束できることは、実行し始めたら、必ず何かが変わります。成功を祈念しています。 疑問点ややご質問等がありましたら、お気軽にご連絡下さい。 執筆責任者 才木 剛 講演会、セミナー、研修会のご案内 「しあわせな家族関係を築くあの手この手」、「家族の絆を強める具体的な方法」等の講演会やセミナーをサンシャインフォーラムでは提供します。 ご希望の団体、グループはご連絡下さい。個人の場合は、お問合せ下さい。 |
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