学習力とは、学習する力(学ぶ力)です。 日本の教育では、年齢に合った一定レベルの学習力があることを前提にプログラムが組まれています。 ところが学習力には大きな個人差があり、学習力のある子どもは物覚えがよく、学習するスピードも速いので勉強はどんどん進んでゆきますが、その一方で学習力の弱い子どもは物覚えが悪く学習のスピードも遅いので勉強は遅れるばかりです。 先生ができない子供を前に「どうしてこれだけ教えてもできないんだ。みんなができるんだからお前にもできるはずだ。」と励ましている様子は誰でも簡単に想像できると思います。 その子どもはうなだれながら、心の中で訴えています。「できないことはできないのです。」 先生がその子どもの学習力に合わせて説明すれば子どもは充分に理解できるのですが、前述のように日本の教育は学習力があることを前提にプログラムされていますので、学習力の弱い子どもに合わせるという概念がありません。その結果「勉強のできない子どもには打つ手なし」となってしまうのです。 では、学習力を向上させることはできないのでしょうか。 人間の脳には素晴らしい能力が秘められていることは良く知られています。学習力もその一つですが、実は簡単なきっかけと簡単なトレーニングでその能力を向上させることができます。 学習力を向上させれば勉強が楽になるばかりでなく、情報処理の能力が向上しますので状況判断能力も向上し、社会では仕事力としてその効果を発揮します。 |
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