〔ゆでる〕
多くの山菜のあく抜きは、ゆでて、水にさらす。鍋にたっぷり湯をわかし、軽くゆでる。湯に、塩を少し入れておけば、山菜の鮮やかな緑を保てる。ゆですぎると特有の味や香りが失われ、歯ざわりも悪くなる。苦味が強い場合は、軽くゆでたあと、充分に水にさらせばよい。あくの少ないミツバ、カタクリ、ツユクサなどは、湯通しするか、ざるに並べて熱湯をかける程度でよい。ワサビの茎葉などは、強い熱を加えると、かえって苦味が出てしまう。どんぶりに適当に切ったワサビを入れ、熱湯をかけてふたをして、湯が冷めるまで待てばよい。
〔木灰や重曹を使う〕
アルカリ性の水溶液は、あくを中和する。あくの強いワラビやゼンマイは、まず容器に並べて木灰をまぶし、その上から熱湯をかけて押しぶたをし、一晩おく。これを水洗いしてから軽くゆがけばよい。木灰がない場合には、鍋いっぱいの湯にこさじ一杯の重曹を入れてゆでる。この方法はヨモギやフキノトウの強い苦味をとるのにも使える。また、あくが強い場合、木灰と重曹を併用してもよい。
〔水にさらす〕
ゆでたらすぐ水にとる。水はなるべく冷たい水を使い、何度も替える。苦味の強い山菜は、一晩くらい水にさらしておくとよい。しかし、ほどよいあくと苦味が山菜の持ち味であり、残った苦味の程度やあく抜き具合が山菜料理の味を大きく左右する。
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