乾燥野菜・果物
乾燥はオーブン・日光・乾燥機などで行ないますが、最初オーブンで乾燥を始めて日光に当て、仕上げる方法がよく用いられます。手早く処理し、乾燥させることが大切です。
よい乾燥野菜を作るには、新鮮な上質のしっかりしたものを使うことです。エンドウ・人参・グリンピース・かぼちゃ・コーン・ピーマンなどが最も多く使われます。
乾燥する前によく選んで悪いものは除き、皮や種を取り除いて洗い、手早く処理します。オーブンに入れる前に蒸すか、ゆでるか(沸騰した湯の中に入れるが、ぐらぐらと煮立たせない)します。その後、よく水気を切って広げて乾燥します。
オーブンにちょうど合う大きさの金網のようなものがあればいいですが、なければ鉄板を使います。野菜を平均に広げて1〜1.2cm以上に厚くならないようにします。薄いほど早く乾燥します。
オーブンの温度は最も低い温度で3〜12時間位かかりますが、少し早く取り出して天日で乾燥させることができます。オーブンの扉は、鍋つかみなどをはさんで少し開けておきます。ガスオーブンで底の隅が切ってあるようなものは焦げないように気をつける必要があります。また、ときどき(30分くらい)混ぜたり、ひっくり返したり、鉄板の位置を変えたりして、平均に乾燥させるように注意します。次に竹のざるなどに広げて天気のよい日に日光でバリバリになるまで乾燥させます。
(人参の場合)
皮をこそぎ取るか、薄くむき0.3cmくらいの縦切りのスライスにするか、輪切り、または0.6cm〜0.7cmくらいのアラレ切りにします。蒸し器に入れて軟らかくなるまで(約5分くらい)蒸します。鉄板に厚さ1〜1.2cmくらい以上にならないように平均に広げて乾燥させます。オーブン(最も低い温度)で3〜4時間くらい入れ、7〜8分通り乾燥したら日光に当て、仕上げます。
(ピーマンの場合)
1〜1.2cmくらいの輪切りか、または細長く切り、種を除きます。沸騰した湯にサッとくぐらせて、輪切りなら二重、細切りなら1.2cm以上の厚さにならないように鉄板に広げて乾燥させます。最も低い温度で2〜3時間(ピーマンの種類によってもっと時間がかかります)後、天日で仕上げます。
(ごぼうの場合)
皮をこそぎ取り、10cm前後の長さに切って、0.3cmくらいの厚さにスライスします。水に暫らくさらしてアクをぬきます。沸騰した湯に入れて静かに7〜8分くらいゆでます。よく水気を切って鉄板に広げて乾燥させます。最も低い温度で2〜3時間後、天日で仕上げます。
(バナナの場合)
オーブンの一番低い温度摂氏80℃くらいに薄切りしたバナナを並べて入れ、1時間半から2時間乾燥させ、後は種火で約1時間さらに乾燥させます。水でもどさないで、そのままおやつに召し上がって下さい。
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