人生に役立つ名言集
この記事はメールマガジンから転載したものです。

『大人が変われば、子どもも変わる』

2002年5月
No.041
”子は親の鏡”という言葉があります。にくたらしい子供がいるとすれば、それは子供にとっても親がにくたらしいという裏返しです。心から可愛いと感じる愛する子供がいれば、子供も親を心から信頼し愛してくれているということです。子供は親の心を、心の奥を、感じとっています。そしてそのままを表現してきます。
親はすぐに”愛しているから”という理由で、”こんなにしてあげてるのに”という口癖を言うような行動を子供に取ってしまいます。まず子供の心を感じて下さい。それを欲しているでしょうか?本当にそうして欲しいと思っているでしょうか?親のエゴではないでしょうか?
子供の心を育てる方法は、親が子供の心を感じる心を育てることです。大人が変われば、子供も変わります。

No.042
今回は平井信義先生の三つのしつけ方を紹介しましたが、未熟な親が子どもをしつけようとするのですから、親は謙虚でなければならない考える平井先生の考え方に共感を受けます。もちろん親が教えることは山ほどあります。それは年の功として得た人生の教訓を子どもに伝えていくことです。
親の後ろ姿がその人生の教訓を表していると思います。人生にどのように立ち向かっているかを如実に示しているのです。昔は親の働く姿が見えましたが、現在は見え難い世です。でも今後は親の働く姿もそうですが、人生を生き抜く姿を見せる必要があると考えます。
人生は素晴らしいのです。人生は喜びなのです。人生は価値があるのです。人生は楽しいのです。人生は学ぶ場所です。・・・・・・そういう姿勢が親から子どもに伝わるならば、子どもは親の後ろ姿で育つに違いありません。

No.043
世界中で教育を受けられない子供たちが1億数千万人いるとNHKの番組で言ってました。働かなければ行けない子供たち、兵士として戦場にかり出されている子供たち、戦争の犠牲になっている子供たち、貧困にあえぐ子供たち、ストリートチュルドレン(親のいない子供たち)・・・・・世界には大人の犠牲になっている子供たちが大勢います。
現在の日本は戦争もない、貧困にあえぐこともない、逆に物質的には満たされている世界です。その中で子供たちは、子供たちの心は何かしら満たされないものを感じています。私たち大人はその子供たちの心の悲鳴を感じなければなりません。どんな悲鳴をあげているのか、それを取り去るためには何をしなければならないのかを、知らなければなりません。
大人がそれを感じ、理解できた時に、そして何かを実行し始めた時に、子供たちと一緒に未来に対する希望を持つことができるのではないでしょうか。

No.044
親は次世代を育てる責任があります。単に子どもを育てるということではなく、子どもが更に次世代に引き継ぐべきものを伝承することです。「環境は遺伝する」という言葉があります。両親の遺伝子から引き継がれる要素は、身体面等のある限られた部分に表出してきますが、両親から引き継がれる環境はその子どもの人生に大きく影響を与えます。
有名な諺である「三つ子の魂100まで」というこの10文字の中に、幼い頃に影響を受けたことはその人の人生に深く関わってくるという事実を認めることができます。子どもに変わることを強要する前に、子どもの姿に自分自身を認めることのできる親は立派だと思います。子どもが変われば、親である自分も態度を変えようという考えは間違っています。
大人が、親が変われば、必然的に子どもは変わるのです。

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