人生に役立つ名言集
この記事はメールマガジンから転載したものです。

『音読すれば、2倍暗記できる』
(アブラハム・リンカーン)

2002年3月
No.032
リンカーンは法律担当者たちをうんざりさせることがよくあったそうです。毎朝、執務室に来て朝刊を声に出して読んでいたのです。担当者たちは隣の部屋で大統領の朗読を聞かされました。リンカーンはなぜ朝刊を声に出して読んだのでしょうか?その理由は、黙読よりも音読の方が2倍効率的に内容を暗記できることを知っていたからです。しかもリンカーンはいったん覚えたことをかなり長期間にわたって記憶していたそうです。(「あなたの夢が現実になる小さな100のステップ」スティーブ・チャンドラー著:PHP研究所刊参照)
私たちは座右の銘や目標や行動計画を個人や家族でしっかりたてそれを紙に書いて見えるところに貼り、それを何度も音読することにより、頭に記憶され、潜在意識に組み込まれ、より行動できやすくなることを知っています。リンカーンは朝刊だけでなく、彼の信条を同様に毎日大声で唱えていたのではないでしょうか。

No.033
脳に到達する刺激の約80%は目から、約15%は耳からもたらされます。声を出して読むことにより、視覚と聴覚が連動して働き、刺激が増幅されますので、リンカーンが取った方法は正解でよく暗記できたことでしょう。私達日本人は、日本文をもっと味わうべきだと思います。善い文章、快い文章、平安をもたらす文章、喜びを感じる文章、人生に役立つ文章、愛を感じる文章、感動する文章などがあれば、声を出してそれを読んでみましょう。黙読しただけとは違う心のときめきを感じるかも知れません。
座右の銘、大切な目標、夢は、書き留めて声を出して読みましょう。記憶に刻み込まれ、力が出て、達成できるようになるでしょう。

No.034
ユダヤ人は幼い頃からタルムードを暗唱させます。声を出して読むことにより、何度も何度もくり返して学ぶことにより、暗唱できるのです。日本でも昔は四書五経を寺小屋等で暗唱させられました。暗唱することは最初は大変ですが、だんだんと暗唱することが簡単になってきます。何度も何度も音読することにより、黙読よりはるかに早く身につけることができます。暗唱することは素晴らしいことです。善い言葉を暗唱すれば人生の糧になります。良書を音読しましょう。

No.035
テレビやCD、MDの音楽メディア、ビデオ、DVDの映像メディア等が発達し、それを利用する機会と時間が大幅に増えています。子供たちや若者は更に進化したゲーム機に多くの時間を取られています。また、携帯電話や携帯ツールでメール通信に夢中になっています。写真や漫画が満載された雑誌や本を読むことに時間を費やします。現代社会は音読する機会が本当に少なくなったと思います。心に残る文章、心を清めてくれる文章を声を出して読むこと、これは私達を力強め高めてくれるのではないでしょうか。
本を読むと創造する力を強めることができます。入ってくる一方の情報ではなく、自分で考える時間を持ちながら読み進めることのできる本は素晴らしい能力開発ツールです。声を出して文章を読み、それを味わうこと、これが人生を豊かにする力になります。

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