人生に役立つ名言集
この記事はメールマガジンから転載したものです。
『私たちが継続して行うことは、より簡単になっていく。
それは、物事の本質が変わったのではなく、私たちの
能力が増したからである。』                  
               ラルフ・ウァルドー・エマーソン

2002年2月
No.27
結果は時間がもたらします。時間は誰にも等しく経過します。そういう意味で、時間は全ての人に平等に与えられている貴重な資産です。では荒れ地になるか、立派な庭になるかの違いは何なのでしょうか?それはベクトルの方向の違いです。前回述べたようにその人の価値観の違いです。「思考は具現化する」と言われます。つまり立派な庭を常に描きそれを求めたのでそれが得られたと同様に、荒れ地を常に描きそれを求めたのでそれが得られたのです。
いや自分は荒れ地は求めなかったと言うでしょう。でも実はその土地が自分の持ち物だと気付くのが遅かったのです。それまでは他人のもののように考えて大切に扱わなかったのです。貴重な時間の中で交わるすべての人や物やチャンスはすべてあなた
のものなのです。時間は常に経過します。結果はあなた次第なのです。

No.28
渡部先生は「できない理由を探すな」とアドバイスされましたが、継続することの大切さも述べられました。続けて行うことはだんだんと簡単になってきます。これは慣れが生じた結果です。確かに物事の本質が変わったのではなく、その人の能力が増した結果なのです。慣れによって身体的、精神的な成長が見られるようになります。目標を立てて、やると決意したことを実行する時に最初は困難を感じることがあるかも知れませんが、継続することによって最初より数段効率的にできるようになるものです。「継続は力なり」と言いますが、正にその通りです。
何事もあせらずのんびりと続けてみましょう。きっと成し遂げられますよ。そして成長した自分を感じることができるのではないでしょうか!

No.29
3日3ヶ月3年という筋目があることを私たちは先人から学びました。でもこの意味は一体何なのでしょうか?ある人が水泳を学ぶために水泳スクールに行き始めたとします。でも3日もしない内にやめました。そこで尋ねると「やり始めたけどおもしろくないからやめた。」という返答が返ってきました。3日目の筋目とは「好きか嫌いか」です。3ヶ月程経ってやめた人がいたのでその理由を尋ねました。「頑張ったけれど自分には無理みたいだ。他の人は上手になっているのに私は上手く泳げない。」という回答が返ってきました。実は脳に慣れの回路が出来上がるのが3ヶ月程度です。この間に良く努力をしている人は回路ができ上がり、突然これまでの練習の成果として出てきて上手にできるようになります。突然です。上記の人はもう少し続ければ回路ができるのです。英語もアメリカへ行けば3ヶ月程度で聴き慣れて突然ネイティブの英語が聴けるようになります。つまり3ヶ月目の筋目とは慣れが生じる回路ができるかどうかです。ここまで頑張れば能力が増したことになります。3年とは「石の上にも3年」というようにプロになるための筋目です。以上のように継続して行うことは、より簡単になっていくのです。能力が増した証拠です。

No.30
米国のプロスポーツ選手の中には、弁護士や医師の資格を持っている人もいます。日本では考えられないことです。大学でスポーツと学業をしっかりと両立させ、両方共に花開かせた例です。昔から、「一芸に秀でる者は多芸に秀でる」と言われます。一つの物事をしっかりやる人は他のことも吸収が速いということです。つまり学習する力が付いた証拠です。これは本人の努力の結果です。何事も難しいと取り組むことをしなければ決して慣れの回路は形成されません。何事もじっくりと取り組んでみましょう。力がついてきます。

No.031
オリンピックが終わりました。世界中の雪や氷の世界の競技者達がその実力を出し合って素晴らしい技を見せてくれました。彼らの技や演技は正に彼らが努力によって勝ち得た能力でした。継続して行った練習や訓練、鍛錬の結果でした。世界新記録もたくさん出ました。新記録はそれまでの記録を塗り替えるもので、これまでの記録が簡単になった結果です。選手達の能力の向上の結果です。
私たちが継続して行うものの中で、自分の記録を破ることができるものが出てくるかもしれません。自分自身のオリンピックを楽しむことができるかも知れませんね。トライしてみましょう。

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