　
この記事はメールマガジンから転載したものです。

２００１年１０月の名言
No.011
ある本で「心があるところに神がある」という言葉を読んだことがあります。心があるところに自分の大切な思いがいくということでしょう。伴侶や子どもを愛することは、彼らを心から大切に思い、心をそこに注ぐということになります。心から大切に思うというだけで、とても大きな力を感じます。更にそのために献身することという意味がありますが、思いだけでなく実行するということが加わります。
愛するとは本当に努力がいることなのですね。でもやりがいのある努力です。思いと行いで愛を示すことができれば良いですね。

No.012
私はいつも持ち歩くカバンの中に必ず家族の写真を１０枚ほど入れています。会う人と親しくなるために家族の写真を見せることもあります。でもそれが目的ではなく、出歩く時に時々その写真を見て家族を思い起こすことが目的です。私が持ち歩いている写真の中で家族全員が写っている写真を見て、ある人が「才木さんはこの写真に守られていますよ」と言う人がいました。私はうれしくなりました。私が家族を大切に思っていると自負していましたが、逆に家族から私が守られていることを知ったからです。家族とはそのような関係でしょうね。
家族を大切に思い、家族の為に献身できれば、それは自分が生きている証であり、生きている目的であると感じます。

N0.013
「あなたが心から大切に思っている人は誰ですか？」と尋ねたらみなさんは誰だと答えますか。「あなたが献身している人は誰ですか？」と尋ねたらみなさんは誰だと答えますか。この二つの質問に該当する人があなたが愛している人です。
逆にあなたを心から大切に思い、あなたのために献身している人がいたら、その人はあなたを心から愛している人です。夫や妻そして子供たちにまず愛を注ぎましょう。家庭の中に愛があれば、家庭は素晴らしい思いと行いに満たされます。遠慮しないで、夫婦の愛と家族の愛とを築きましょう。

No.014
「愛」と言う言葉ほど語り尽くすことが出来ないものはないと思います。普通「愛」は英語でＬｏｖｅと表現されますが、上記の「愛」はＣｈａｒｉｔｙつまり慈愛という意味が含まれるようです。慈愛とはかわいがり大切にすることです。
また博愛というものもあります。博愛も英語ではＣｈａｒｉｔｙとなりひろく平等に愛すること、という意味があります。
夫や妻や子供たちを愛する愛情を育みながら、慈愛の精神や博愛の精神も身に付けていければ良いなと考える次第です。

No.015
それは善いことだと分かっていても行うことが難しいことがあります。それは正しいことだと分かっていても実行できないことがあります。難しいことやできないことを嘆くのではなくて、小さなことでもできたことを喜ぶようにできたら人間は成長できるのではないでしょうか。「心から大切に思い、献身」したい人がいたら、毎日の生活の中でできる小さなことから始めてみましょう。
私の好きな言葉に次のようなものがあります。「続けて行っていればだんだんとやり易くなってくる。それは物事の本質や環境が変わったのではなく、あなたの力が増したからである。」これは本当だと思います。だんだんとできるようになって、その人の能力の一部となり人格の一部となっていくのです。愛をそそいでいきましょう。