小さい頃から資質を育てて得意となったスポーツをプロのレベルまで伸ばす少年・少女がいます。
イチローの事例
あらゆるボールを目で捕らえられるので、鍛えられ訓練された身体が楽についていくことができます。
イチローが小さな頃、父親は通り過ぎる自動車のナンバープレートを一瞬見せて、その数字を合計させるトレーニングをさせていました。その結果、動体視力と一瞬の内に判断する力が非常に発達しました。

学ぶ力をつける
(学習力向上プログラム)

「好きなことをして
生活ができ
人の役に立つ
それこそが最高の人生」

目   次

どうして勉強が嫌いなの?
情報の処理能力
語彙数
学べる頭をつくる
学習力とは
学べない子どもはいなくなった(学習力向上プログラム実用例)
学習力向上プログラム

どうして勉強が嫌いなの?

 「どうして勉強が嫌いなの?」勉強が嫌いだという子どもたちに聞いてみました。「だって、面白くないもん。」「どうして勉強は面白くないんだろうね。」「勉強、分かんないもん。」

 どこにでもありそうな会話です。実はこの会話の中に、子どもたちの勉強嫌いで困っているお父さん、お母さん、そして先生のための大切なヒントが隠されているのです。

 彼らは「勉強が分からないから面白くない。」と言っています。それなら勉強が分かるようになればいいわけです。

 ではどうすれば勉強が分かるようになるのでしょうか。おっとその前に・・・・

 どうして勉強が分からないのかを考えてみましょう。

情報の処理速度

 日本人の読書速度を調査した結果、非常に興味深い結果が出ました。

 1分間の読書速度の平均は400字〜600字でした。東大や司法試験の合格者の平均は約1,500字です。一方、授業について行けない子どもたちを調べてみると100字〜300字台程度だったのです。

 また別のデータでは下記のような結果が出ています。これはある学校で小学1年及び6年を各40名ずつ調べた結果です。(参照:「家庭で育てる豊かな学力」岸本裕史著、企画室刊)

成績水準 上位 中上位 中位 中下位 下位
5段階評価
語彙数小1年 7,000 5,000 4,000 3,000 2,000
語彙数小6年 37,000 20,000 16,000 12,000 8,000
年間増加語彙数 5,000 2,500 2,000 1,500 1,000
月間読書冊数 30〜80 10〜20 3〜5 1〜3 0
毎秒読字数 20〜25 15〜20 10〜15 5〜10 2〜5
毎分読字数 1,200〜1,500 900〜1,200 600〜900 300〜600 120〜300
1日TV視聴時間 30分 1時間30分 2時間 2時間30分 3〜6時間

 これでも興味深い結果が出ています。

 実は読む速度は脳の処理速度(理解しながら先に進む速度)とほぼ一致しており、それは聞き取り速度(聞く速度)にも連動しています。
また、人の話す速度は読書速度とも連動した数字を現します。

 では、1分間に200字程度の処理能力の子どもに対して、平均的なスピード(1分間に500字程度)で先生が授業を進めれば、どういうことになるでしょうか。

 明らかにこの子どもは話しのスピードについて行けず、「先生が何を言っているのか分からない」となります。私達が英語を何年も勉強したのに、ノーマルスピードで話す外人の話についていけない現象と同じことが母国語でも起こっています。

語彙数

 もう一つ語彙数について考えてみましょう。語彙数(ごいすう)とは理解できる言葉数を意味します。

 勉強のできる子どもは語彙数が多く、勉強について行けない子どもは語彙数が少ないという明白な事実があります。

 面白い本とはイメージ力がかきたてられ、頭の中に情景が浮かび上がってくるものです。挿絵(さしえ)などなくても本を読み進めるうちにそのシーンがありありと頭に思い浮かんだ経験は誰しもがあることでしょう。

 ところがイメージを損なわせるものがあります。その一つが理解できない言葉です。理解できない言葉は、イメージすることを妨げ、その結果興味は損なわれてしまいますそのため語彙数の少ない子どもは本を読むのが苦手で、本を読まないので語彙数が増えないという悪循環に陥っています。

学べる頭をつくる

子どもの資質は育っていますか?

 足の速い子どもは、スポーツが得意でスポーツ好きになる傾向があります。その理由は「足が速い=敏捷性(びんしょうせい)」というスポーツに必要な資質(基本能力)を備えているからです。

                                










 一方、足の遅い子どもはスポーツに苦手意識を持つ傾向が見られます。先程とは逆に、スポーツに必要な資質である敏捷性が育っていないからです。

 教育の現場でも同じ現象が起きています。勉強するために必要な資質を備えている子どもは勉強が得意で、さほど苦労せずに学習を進めることができます。
 ところが勉強に必要な資質の育っていない子どもは、勉強に苦手意識があり、いくら学習しても覚えきれない、勉強について行けないとなります。この問題に対応する方法はないのでしょうか。

トレーニングで向上する

 学校のクラブ活動では、監督やコーチの指導の下でトレーニングをします。当初のトレーニングの大半は資質(筋力、持久力、反射神経、判断力など)を向上させることに向けられています。基本が出来上がると、次に技術の訓練が続きます。白紙の状態から一流の選手へと成長することができるのは、この資質向上のトレーニングがあるからです。

                  

 ところで、勉強についてはいかがでしょうか。残念ながら、勉強に必要な資質である学習力(学ぶ力)を向上させるためのトレーニングが行われているとは言い難い状況にあります。

 現在の教育プログラムの殆どは年齢に応じた一定の学習力があることが前提条件となっています。つまり「学習力はあって当たり前」ですから、学習力を向上させるという発想そのものがないのです。そのため「勉強について行けない子どもに対しては打つ手なし。」の状態なのです。

 しかし大切な事実は「資質はトレーニングによって向上する」ということです。

学習力とは

 「これまでの反省を率直に申し上げれば、子どもたちの学力を客観的に把握してこなかったという事実です。」 これはある集会で語られた文部科学省教育担当者の言葉です。では学力とは何でしょう。

 これまで殆どの場合、学力はペーパーテストで計られ、あたかもそれがその子どもの能力であるかのように言われてきましたが、子どもたちの能力は本当にそれで正しく判断できるのでしょうか。

 決してペーパーテストが役に立たないと言うつもりはありませんが、ペーパーテストだけで子どもたちの能力を正しく測定できるのかという点について多くの人が疑問を呈しています。

 なぜなら学校での成績と社会人になったときの実力が必ずしも一致しないことが少なくないという事実があるからです。
 学校での成績が良いことは勿論すばらしいことですが、成績を上げることだけに集中し、人間としての資質(人間力)を育てることがなおざりにされているケースも少なくありません。社会で必要とされるのは人間力であり、学習力はその一部です。

 でもこの学習力がなければ、人間力を育てるのが難しいのも事実なのです。

学習力向上プログラムとは

 「学習力」とは学ぶ力ですが、もっと的確には情報に正しく対応する能力です。そのためには先ず情報をインプットする能力(読む・書く)が必要で、次に情報から的確な判断をする能力(判断力)、更にその結果をアウトプットする能力(話す・書く)も必要です。

 これらの資質を向上させることは、学校での成績向上だけでなく、社会人としては仕事力(仕事をこなす力)を向上させることになります。

 そのために開発されたのが「学習力向上プログラム」です。

学べない子どもはいなくなった

 このプログラムを実際に使用した学習塾の事例をご紹介しましょう。

 「学べない子供がいなくなった」(学習力向上プログラム実用例)

 私は福岡県北九州市で4教室(幼稚園での指導を含む)の学習塾を経営しています。現在、塾生は公立学校や私学のトップクラスから、学校の勉強についていけないために塾に学びに来る子ども達まで幅広く集まっています。

 毎年数人、なかなか理解ができず、本人も親御さんも困っている生徒達が入会してきました。ひとりひとりに時間をかけて詳しく説明して、やっと理解できたと思っても、次に教室に来た時には、すっかり忘れているというような状態が続いていました。そんな生徒に対しては、「この生徒の能力はここまでなんだから」とある程度のところで見切りをつけなければならないのが現状でした。

 そんな生徒をなんとかしたいと思っていた時に出会ったのが、「学習力向上プログラム」だったのです。

 その理論に納得できたので、塾に来る子ども達に授業の前に、先ずは10分間程度「ただ見ているだけでいいから」とパソコンの前に座らせました。画面を眺めているだけでいいのですから、簡単で楽しく、塾生は「これで頭が良くなる」と思って喜んでやっていました。

 子ども達に変化が現れるまでに、数ヶ月も必要ではなかったと思います。いつの間にか子ども達は楽に学べるようになり、前述の覚えるのが難しかった子ども達でさえも学ぶことができるようになりました。

 例えば、深夜の2時・3時まで付き合って試験勉強をし、それでも良い結果を出せなかった子ども達が、定時間の学習だけで、以前よりもはるかに良い成績を出せるようになったのです。事実、学べない子どもはいなくなってしまいました。

 毎年、英語・国語・社会・理科などの100題テストをするのですが、以前は40分程度かかっていたテストが25分位で終わってしまうようになったのです。しかも例年に比べて平均点も大きく伸びていました。その中でも前述のような理解の遅い生徒が、それまで20点前後しかとれなかったのが、80点前後とれるようになったのです。

 嬉しいことに、ここ数年効率良く学習することができ、ほぼ全員成績も向上しています。導入時よりも生徒は2倍に増え、成績アップ保証コースも開設し、退会率は減少し、お母さん方の口コミでの入会が多くを占め、常に卒業生の数以上の新しい生徒が集まってくる状況が続いています。

 今後「学習力向上ソフト」が続々出来上がるので本当に楽しみにしているところです。

秀明塾々長 山崎 憲治

学習力向上プログラムの効果

学習力向上プログラムはより学び易い頭を創ります! 

 「学習力」とは学ぶ力であり、情報に正しく対応する能力を言います。学習力向上プログラムとは、情報を入力する能力(聴く力・読む力・覚える力)、情報から的確な思考・判断をする能力(思考する力・判断する力)、情報を出力する能力(話す力・書く力)を向上させるプログラムです。 

 学習力向上ソフトは、頭脳をトレーニングするソフトです。このトレーニングにより、人間の持つ学習機能を総合的に高め、より学び易い頭脳を創ります。その結果、学習力つまり学ぶ力が向上します。
                     
  聴く力       見る力      覚える力      書く力        話す力        全ては能の働き

キーワードは慣れです。

 パソコンでのトレーニングによって頭脳の処理能力(CPU性能)を向上させ、その結果、聴く力、読む力、覚える力、書く力、話す力等を向上させることができます。
 トレーニングのキーワードは「慣れ」です。トレーニングにより、学習できる資質へと慣れを作ります。
 これらの資質を向上させることにより、学校での学習力向上だけでなく、社会人になった時の仕事力(仕事をこなす能力)をも向上させることになります。
 
                  

             処理速度が遅いパソコンがまるで高性能のパソコンに変化したようなものです。

 このプログラムは脳の持つすばらしい特性を活用したもので、意識的に学び・記憶することや、集中力・忍耐力を求めるものではありません。意識せず、リラックスして取り組むことが最大の効果を引き出す秘訣です。

 学習力向上プログラムは、これまでに知られている学習法と比べると異質なものに思えるかもしれません。しかし実際に明白な効果も証明されており、説明を聞いていただければ大抵の人に納得できるものです。

 決して難解なプログラムではありませんが、より効果的に進めるために、その基本理論と学習方法を理解してから始められることをお勧めします。


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