しからないしつけ
 
福岡県 永元由紀

 しつけはどんな方針でやってみても、すぐに結果がでないのでどうすればいいのかとても悩みました。そして私は今、叱らないしるけを試みています。危険なことはしっかり教えますし、叱りますが。柱に「子どもを叱らない、大らかになるぞ!」と書いた紙を貼り、実行しています。しかし生身の人間、感情があるかぎりなかなかすぐにはできません。平井信義先生の『ほんの少しのやさしさを』を読んでから、多少なりとも広い心を持てるようになりました。そうして、実行後、2ヶ月たちましたが、1番に効果として表れたのは、ごはんをこぼした娘が「お母さん、ごはん、こぼした」そして「ごめんなさい」。以前は、私から怒られるのをおそれ、足でかくしてたんですヨごはんを・・・。私は「やったあー!」と思いました。それから、日々娘が素直になってきました。なんだかとても、子育てが楽しくなりました。充実した日々を送っています。しつけについて、一生懸命になるのは良いが、その中にゆとりは必要です。下の息子もこの方針で育てるつもりです。『ほんの少しのやさしさを』・・・私にとって、とても大切な1冊です。