朝の散歩は笑顔の素
福島県 松本一美
うちの長女(2歳)は、寝起きがとても悪くて、朝はひと苦労なんです。ちょうど、保育所に入ったばかりの時期でもあって、きげんを直すのに時間がかかり、保育所へ送りに行くと「ママ―」と泣きじゃくってばかりの毎日でした。迎えに行くと今度は、登所してからずっと先生が、抱っこかおんぶをしてた―とのことで、本当に悩まされていたんです。ところが、ある朝、外でせんたく物をほしていたら、寝ていたはずの娘がひょっこり起きだして、私を探しに外にでてきました。子どもにとって外は、興味を示すものばかりで、花を見つめていたり、電車に手をふったり・・・この日は、ぐずることなく笑顔で保育所に行くことができました。私は仕事をしているので、昼間に一緒に散歩することはできません。そのかわり朝なら外の新鮮な空気を吸いながら、ほんの少しの間でも会話をして、コミュニケーションがとれます。どうしても朝は忙しいので、ゆっくり散歩して―とはいきませんが、「このお花、もうすぐ咲きそう」「今日は、保育所で何して遊ぶのかな?楽しみだね」と話しながらせまい我が家から抜けだしています。お互いにすがすがしい気分で1日の始まりができたらいいな、と思っています。