夕食時の工夫

広島県 沖藤利子

 現在、私は6歳の長女、5歳の長男、2歳半の次男の母親です。我が家では夕食時に、子どもの1人を当番にして「いただきます」を言ったあとみんなそろって「いただきます」を言って食べています。食事が楽しく、子ども達はたくさん食べてくれます。問う晩餐は、4歳で保育所に入り集団になかなかなじめなかった長女が、あいさつ当番、お茶くみ当番など経験するうちにだんだんと慣れていったので、良いことは我が家にも取り入れようと始めたのがきっかけです。また、朝食は子どもを送りだそうと思うとあんがい急がせてしまうので、夕食はしたくのときから子ども達と一緒にのんびり、楽しくすることにしています。お手伝いも、してほしい・・・と思う親の姿勢には、すんなり応じてはくれない子ども達ですが、遊びのひとつにしてしまい、してもらうときはまかせてしまうと、とてもはりきってしてくれます。そんな中で、1日のできごともおだやかに話せますし、食の細かった長男も「これ、祐くんが作ったんだよ」と言ってたくさん食べるようになりました。夕食のしたくにかぎらず、おかたづけも「かたづけて」と言うと、「僕、使ってないよ」など、命令には反発でかえってきますが、「ヨーイドンで一緒にかたづけようか」と言うと、すごく早く手伝ってくれます。子ども達とこんなふうに接すると、子ども達も楽しいですし、私も腹が立たないですみます。子育ては、心の持ち方しだいで大変にも楽しくもなるような気がします。私は、できるだけ毎日を楽しく、大切に過ごしたいと考えています。