赤ちゃんはどこからくるの

新潟県　菊池理恵子

　女の子２人の母です。小１の娘から３学期が始まってすぐに「ねえママ、赤ちゃんはお腹の線を切って生まれてくるの？」と聞かれました。私は「きた！」と思いました。女の子なので、体の話はしっかりとしてあげたいと、心の準備はありましたので、良い機会だと思いました。そして「違うのよ。お腹を切るんじゃないの。チョンチョンを、きたない手でさわってはいけないって幼稚園の頃から言われていたでしょ。そのチョンチョンのそばに、赤ちゃんの生まれる道の穴があるのよ」と答えました。そして私が、時々使うナプキンを知っているか確認したり、いろいろなことをお話しました。娘は、うなづいたり「ふーん」と言ったりで、その晩は床につきましたが・・・。２、３日して、お風呂で「ねえ、ママ、学校の先生にね（女の先生）赤ちゃんの穴のことをお話したら『よかったね。良いことを教えてもらったね』と言ったんだよ」と嬉しそうに話してくれました。そして、その晩、寝る前に「ママ、ちょっとだけいい」と、私のふとんにもぐりこんできた娘でした。