ゴミだしの隊長さん

埼玉県 中山圭子

 カレンダーを見ながら「今日は○曜日、ゴミをだすのは明日だよね、お母さん」と言って6歳になる長男は、はりきってくれています。玄関の戸口までまとめたゴミをだしておくと、弟と相談し大きいものは自分、軽いものは3歳の弟と、仲よく長男を先頭に、道向こうのゴミ置き場へ運びます。ちなみに、長男が「1番隊長」次男が「2番隊長」です。車が一応通る道を横切るので、左右を見てはしを通り行くよう、弟がとびださぬよう気をつけるのも長男の役目です。初めはきつねの顔のフェルトで作ったワッペンをゴミの日の朝に、ゴミだしの隊長さんということで長男に私がつけて自覚させておりました。が、この頃は前記のようにカレンダーを見て自分で判断しております。弟にはお楽しみにくまさんの顔のくびかざりをつけさせ、一応その気にさせています。現在も週2回、はりきって活躍してくれています。