生活の中で数を学ぶ

鹿児島県 川原美貴子

 我が家には子供が3人いますが、3人もいると生存競争がとってもはげしいのです。年齢差があまりないせいと、2人目の男の子が食い意地がはっているせいでしょう、おやつに関していつも計算してやっていました。現在、長女が8歳、長男が7歳、次女が5歳ですが、5歳、4歳、2歳の頃からだったと思いますが、けんかになるのを防ぐためにおやつのいちご、飴、チョコレートetc、いつも同数ずつ分けて与えていました、そして、自分たちでも数を確認していました。また、買い物に行って、おやつをねだってきます。そろそろ自分のお好みの物がでてきますので、時々は30円とか100円以内とか決め、自由に買わせました。自勇にかえるとなると、長男は特に必死になって、最初の頃は「今いくら?」とたびたび聞きにきて買っていましたが、保育園の年長の頃には自分で20円や30円の物をきっちり100円分買えるようになりました。小学校へ行くようになってからは、長女も長男も足し算が得意になりました。長男はとくに好きなようです。まだ低学年ですから、日常の生活から学べることが多いようです。引き算はそうでもないので、遊びの中でもっと引き算も経験できたらいいなあと思います。私の場合は、計画的にやったことではないのですが、子ども達が日常生活の中で数に興味を持ち始めるって、とっても面白いと感じたり、自然の中での応用が大切だと感じたりしました。個性もあるでしょうが、それが得意となれば、その子の自信にもなります。これからも子供たちが興味を持ち、いろいろ質問してきたら、なるべく答えてあげて、個性を伸ばしてあげたいと思っています。