ぶつといたいヨ

石川県 上田 茜

 息子が1〜2歳のとき、子ども同士で遊んでいると、よく相手の子をぶって泣かせていました。そんな時すぐに、手かげんしてですが息子をぶちました。泣く息子をしっかり抱きしめ、あやしながら「功、ごめんね。今痛かったでしょ。でもね、ぶたれたお友達は、もっと痛かったかもしれないよ。だからもうぶつのはよそうね」私がそうしたのは、自分のしたことがわからないと、他人の痛みもわからないと思ったからです。でも、そのようにしたせいか、むやみに友達に手をださなくなり現在にいたっています。