トイレットトレーニング

島根県 瀬戸本佳代子

 長女が2歳8ヵ月の頃、転勤で家をかわりました。昔ふうの古めかしい暗いトイレだったし、くみとりだったので、トイレをいやがりました。そこでドアに大きなウサギを画用紙で切り抜いてはりました。長女は、ウサギのキャラクターが大好きだったのです。親のかいたぶさいくな絵でしたが、子どもはそれが気に入ってトイレに行きたがりました。かわいい絵のついたトイレマットをしいて、壁にはいっぱいシールをはってやりました。手すりもサイドにつけてやって、自分で支えてできるようにしてやったところ、トイレがこわくなくなったようです。「ウサギさんの部屋へ行ってくる」と何でもない時でも、1人で行きたがるようになりました。