慢性副鼻腔炎(治療してすっきり−慢性副鼻腔炎(蓄膿症))

病気の特徴(急性のうちになおしたい)

 以前は「蓄膿症」と呼ばれていた病気です。鼻の奥のほうの副鼻腔という骨の中の空洞にウミがたまるので、この名前がついたのですが、炎症がおこってもウミがたまらないこともあって、現在では副鼻腔炎と呼ばれています。日本人にはたいへん多い病気です。

 昔よくみかけた「はなたれ小僧」は子供の副鼻腔炎です。最近はこうした子供もみかけなくなりましたが、これは栄養状態がよくなり暖房が普及し、炎症に対する抵抗力が強くなったからでしょう。

 かぜをひいたとき、鼻腔の炎症がひどい場合は奥のほうの副鼻腔にまで炎症が及ぶことがあります。黄色い鼻汁が一、二週間ずるずると出たり、鼻づまりや頭痛がします。これが急性副鼻腔炎ですが、これが長期間にわたってつづくと慢性副鼻腔炎に移行します。

治療のポイント

 副鼻腔炎は急性の間になおすのが先決です。治療としては鼻の分泌物をのぞくために吸引や洗浄を行います。症例によっては抗炎症剤や、ときには抗生物質を使うこともあります。

 このような治療を数ヵ月以上つづけても効果がないときは手術ということになります。医者によって「手術しましょう」という人と「手術の必要はない。薬や吸入療法でなおしましょう」という人がおり、患者はとまどいますが、これは慢性副鼻腔炎が急速に悪化する病気ではないからでしょう。

 しかし鼻汁の量が多くて日常生活にわずらわしさを感じたり、膿性鼻汁がつづくときは手術をして副鼻腔の病的な粘膜をとり除き、健康な粘膜の再生を促します。体質によってはまた元にもどることもありますから、手術後の治療も大切です。

 子供の場合は、頭蓋骨が発育途上にあるので、手術はしないのが原則です。

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