不妊症とは(不妊症の三〜四割は男性側に原因が)
ふつうの主婦の場合、避妊をしないかぎり、だいたい二年以内に八〇〜八五%の人が妊娠します。そして九十%が三年以内に妊娠しますが、不妊症というのはふつうの夫婦生活を二年つづけても妊娠しない場合です。
不妊症の原因
不妊の原因は男性側にある場合、女性側にある場合、あるいは両方に原因がある場合があります。
男性側の原因というのは精液の中に精子がないか、あるいはあったにしても少ない場合です。不妊症の原因の三〇〜四十%は男性側に原因があるといいます。一方、女性側の原因としては卵巣のはたらきが弱かったり、卵巣がつまったりしている場合が多く、これも原因の三〇〜四〇%を占めています。残りは両方に少しずつ原因が重なりあって妊娠できない場合です。したがって、不妊症の場合は夫婦そろって検査を受け、原因をみつけて治療しなければなりません。
治療のポイント
不妊症の治療は若い人ほど成績がよく、治療開始後三年目、五年目で妊娠した例も少なくありません。あせらずに根気よくお医者さんの指示にしたがって治療をつづけるべきです。卵巣がつまっているときは手術します。
女性側が健全で、精子の数が足りなくて妊娠しない場合には人工授精をします。精液を膣内ではなく直接子宮内に注入し、積極的に受精させようというものです。
人工授精にも二通りあります。夫の精液を用いる場合を配偶者間人工授精、他の男性の精液を使う場合を非配偶者間人工授精といいます。
非配偶者間人工受精は、子供に知れないよう同じ血液型の人の精液を使うなど、いろいろ考慮しますが、あとで問題をおこすこともありますから、夫婦の意見が完全に一致したうえで行うべきでしょう。
このほかの方法としては、“五つ子誕生”などで有名になった排卵誘発剤の使用がありますが、これはしろうと使いはできません。お医者さんの適切な診断と指示のもとに使ってください。
また、治療不能な卵管障害による不妊の場合は、体外受精も行われるようになってきています。
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