生理痛(中年以後の生理痛、がまんはしないで)

生理痛のいろいろ(治療が必要な場合もあります)

 一般に、生理痛といわれる月経痛は、軽いものなら半数以上の女性が経験します。大部分はがまんできる程度のもので、なかば生理的なものです。生理痛がひどくて、日常生活に支障をきたすほどのものは異常で、治療が必要です。これが月経困難症で、れっきとした病気です。

 月経痛は大きく二つに分けられます。十代から二十代前半の若い女性に多い機能性のものは、子宮にはこれといった病気もないのにおこります。思春期の生理痛は「月経がはじまるとつらいはず」と思いこんでいるために痛みを感じる心因性(心理的なもの)の軽症型がほとんどです。

 一方、妊娠、出産の経験のある中年以後の女性の生理痛の多くは子宮内膜症によるものです。子宮の内側にある子宮内膜は、月経のたびに組織がはがれ落ち、また再生するという機能をもっていますが、この内膜に炎症がおこった場合を子宮内膜症といいます。これが生理痛をひきおこすのです。月経のときにはがれた内膜があちこちに付着してふえ、卵管を逆流して、おなかの中にばらまかれ、月経がはじまって出血すると、この“出店”のほうも出血します。ところが、この出血のはけ口がないために腹痛をおこすのです。

 適切なホルモン治療をすれば、軽いものなら三ヵ月ぐらいでなおります。しかし放っておくと、古くなって変質した血液が腸や子宮にゆ着し、不妊症の原因になることもあります。

   子宮筋腫も生理痛の原因になります。三十五、六歳をすぎてから急に生理痛を感じるようになり、
  しかも月経の量がふえた場合は、子宮筋腫の可能性が大きいといえます。

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