白血病(うまくつきあおう、気むずかしやの白血病)

病気の特徴(白血病とのバランスをとって)

 白血病とは、がん化した白血球の細胞があとからあとからとめどなくふえていく病気で、いわば血液のがんです。がんの原因がわかっていない今日、白血球の真の原因もわかっていませんが、原因の一つとしてウイルス説があります。

 広島や長崎の原爆被爆者のなかに白血病患者が多く発生していることはたしかです。またエックス線照射を多く受けた人のなかで白血病が多く発生していることから、放射能も白血病発生になんらかの関係があることが認められています。

 急性白血病の主な症状としては、貧血、出血、発熱があります。そのほかリンパ節がはれて大きくなったり、歯肉がはれたりします。しかしこれらのひとつひとつは白血病ではなくてもおこりうる症状です。ただこうした症状がそろった場合が問題です。

治療のポイント

 白血病の治療としては、手術とか放射線療法はできません。全身的に薬で治療する化学療法が行われます。しかし、これでも白血病を完治させることはできませんので、薬で白血球細胞がふえるのをおさえて、正常血球の回復をはかります。つまり白血球細胞と正常血球細胞のバランスを保ったままにしておこうというわけです。この状態を寛解といいます。

 ふつう入院して寛解導入療法を強力に行い、寛解に入ったら外来通院で寛解維持療法を行います。これは外来通院して投薬をつづけないと、せっかく消失していた白血病細胞がふえてしますからです。

 白血球の種類にもよりますが、小児では七〇〜八〇%、成人では約半数が寛解状態にはいることができます。そして、その状態が五年以上つづけば再燃する率はひじょうに低くなります。なかには治癒したと思われる症例もまれにみられます。

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