紫斑病(出産は紫斑病をなおしてから)

病気の特徴(出血しやすくなる病気です)

 一見健康な人が、突然、鼻血がでたり、歯ぐきから出血があったり、また、皮ふのあちこちに皮下出血(紫斑、あざ)ができたりすることがあります。こういうのを“出血傾向”といいますが、紫斑病もその一つで、若い人、とくに女性に多い病気です。

 血液中に含まれている血小板は止血作用を持っていますが、血小板が減ると出血しやすくなったり、ちょっとした打撲でも内出血して紫斑ができます。

 原因は不明ですが、血小板に対する抗体ができ、血小板がおかされておこります。

治療のポイント

 治療としては止血剤を用いますが、副腎皮質ホルモン剤をのむと、ほとんどの場合よくなります。一ヵ月ほどのんで効かない場合は、血小板をこわす脾臓を摘出します。副作用もなく、手術も安全なものですから心配はいりません。

出産は病気をなおしてから

 出血しやすいもので出産には危険がともないます。出産は病気をなおしてからのほうがよいでしょう。胎児への影響をさけるために、妊娠中は副腎皮質ホルモン剤をひかえますが、出産痔に血小板を補うなどの方法で無事出産することもできます。しかしいったんなおった病気が妊娠によってわるくなるケースもありますから、出産が可能かどうか、医者とよく相談してください。

 急性の紫斑病は小児によくみられ、かぜなどの感染症のあと急に出血傾向が出現しますが、多くは一時的で数週間で自然になおります。成人の場合はほとんど慢性型ですので、ふだんから栄養を十分とるようにこころがけ、紫斑が気になるようなら、包帯をゆるく巻いておくとよいでしょう。

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