バセドウ病(バセドウ病は若い女性に多い)

病気の特徴(きちんとなおさないと心臓がおかされる)

 ホルモンは人体の潤滑油のような役割りをはたしていて、その種類はいろいろです。バセドウ病は甲状腺ホルモンの分泌異常による病気です。

 甲状腺というのはのどぼとけの下の気管の両側にあり、はねをひろげた蝶のような形をしています。甲状腺の病気は大きくわけると、ホルモンが多過ぎるものと少な過ぎるものがあります。多過ぎるものの代表がバセドウ病で、少な過ぎるものには甲状腺機能低下症(粘液水腫ともいいます)があります。

 バセドウ病の症状としては、よく知られているように目がとびだしてきます。そのほかに暑がり、手足のふるえ、多汗、やせ、下痢、息切れ、動悸、イライラなどの症状もでてきます。多いのは二十〜四十歳の女性です。

 バセドウ病の原因はまだ明らかではありませんが、最近の学説では、体内で自身の甲状腺組織に対する抗体ができ、それが甲状腺を刺激することで、甲状腺機能亢進がおこるのではないかといわれています。内分泌疾患のなかでは糖尿病についで多い病気です。

 バセドウ病を放置しておくと、心臓がおかされて不整脈や心不全をおこしたりします。また、甲状腺嵐(あらし)と呼ばれる状態になって、死に至ることもあります。

治療のポイント

 治療には甲状腺ホルモンの合成をおさえる薬をのみます。そしてホルモン値が低くなると、その後再発しないのをたしかめながら量を減らしていきます。それも三年間はのみつづける必要があります。

   あまり再発しやすい人、早く社会復帰したい人には外科手術も考えます。血中の甲状腺ホルモンがちょうどよい値になる
  だけの甲状腺を残して、あとはとってしまうのです。

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