眼精疲労

目が疲れたとき、ふつうは目をもんだり冷やしたりしますが、これらは一時しのぎにすぎません。根本的に目の疲れを取りたいときは、ここにご紹介する動作がたいへん効果的です。

うつぶせに寝て、両足のかかとをつけ、足先をできるだけ左右に開きます。180度開くのが理想ですが、できる範囲でかまいません。次に、腕で支えながら上体を起こします。へそから上を持ち上げるつもりでやりましょう。しかし、上げる範囲や高さは個人差がありますので、無理のない範囲で行なってください。ゆっくり上体を持ち上げては下に戻すことを、5〜6回くり返します。

体の動きをつかさどる自律神経(意志とは無関係に体の機能を調節する神経)が円滑に動くには、骨盤の後ろの仙腸関節を刺激して自律神経を整えるのが有効で、とくに首から上の症状に特効的に作用します。そのため、がんこな目の疲れを取るのに役立つのです。ほかに、歯の痛みを押さえる応急処置としても効果的です。