腱鞘炎

 腱鞘炎の大部分は手首の親指が痛みます。根本原因は下腕の親指側の骨(とう骨)が内側や外側にずれ、末梢神経が引っ張られることにあります。そこで、とう骨のずれを正し、腱鞘炎を取る動作をご紹介します。

 まず、両手のひらを合わせて腕を前に伸ばします。痛む手のひじが一方の手のひじに比べて下を向くならAの方法を、上を向くならBを行ないます。以下、右手が痛む場合を説明しますので、左手が痛む場合は左右逆にしてください。

 A右の手のひらを下に向け、ひじを軽く曲げます。左手で右ひじを下からつかみ、左の親指で右ひじ内側のくぼみを押さえます。右の手のひらを上に向けるようにねじります。

 B右の手のひらを上に向け、ひじを軽く曲げます。左手で右ひじを上からつかみ、その親指で右ひじ内側のくぼみを押さえます。右の手のひらを下の向けるようにねじります。

 ゆっくり10回くらいねじるのが目安です。お風呂の中で行なうと最も効果的です。