腰痛

 腰痛にはさまざまな要因が関係しますが、最も重要なのは、骨盤の後ろにある仙腸関節という部分のずれです。これにより、周囲の筋肉や靭帯が緊張し、痛みを起こすのです。そこで、仙腸関節のずれを正し、腰痛を改善・解消するため効果的な動作をご紹介します。

 この動作は、たたみや固めのカーペットの上にあおむけに寝て行ないますが、矯正効果を高めるためにタオルを使います。あらかじめ、浴用タオルを4つ折りにし、くるくる巻いておきましょう。このタオルをウエストから尾骨のあたりにかけて縦に敷き、その上にあおむけに寝ます。

 そして、まず右足のつけ根とひざを曲げ、両腕で抱えるようにして左胸に引き寄せます。まっすぐでなく、斜めに左胸に向かって寄せるのがポイントです。ゆっくりギューッと引き寄せたらもとの姿勢に戻り、次は同様に左ひざを右胸に引き寄せます。左右交互にゆっくり5分ほど行ないます。無理せず、できる範囲で行ないながら続けてください。