肩こり

 肩がこる人のほとんどは、のどのすぐ下にある鎖骨が内側にずれているものです。これが、肩こりの根本原因です。鎖骨がずれると、肩から背中上部をおおう筋肉が引っ張られ、肩がこるのです。そこで、鎖骨の位置を正し、肩こりを解消するため、効果的なのが次の動作です。

 片腕を曲げてひじを上に突き出し、前腕の甲側をほおにつけます。そして、逆の腕を頭上から回し、ほおにつけた腕のひじを引き寄せます。力を入れすぎないよう気をつけ、軽く引き寄せては戻すことをくり返します。4〜5回くり返し、左右交互に2回ずつ行ないます。

 うまくできない場合や、行なうと痛みを感じる場合は、無理せず、壁を利用しましょう。前腕をほおにつけるまでは同じですが、そのまま壁際に立ち、ひじを壁に押しつけるのです。壁にじんわり体重をかけると、無理なく効果的な動作ができます。