鉛が入ったように重苦しかった肩こりが胸さすりをしたら起こらなくなった私

                       ●会社員・28歳 大崎義雄

肩こりが原因で頭痛も起こった

 私は元来、肩がこりやすいほうで、かれこれ10年以上も肩こりに悩んできました。とくにひどくなったのは、4〜5年前からだと思います。

 原因は、会社でデスクワークがふえたことでしょう。同じ姿勢で机に向かったあとは、必ず肩がガチガチに硬くなっていて、首を何度も回したり、肩をもんだりして、その場をしのいできました。

 ときには、朝目覚めた瞬間から、肩がこっていることもあり、そんな日は一日じゅう憂うつです。肩こりが高じて、頭痛が起こることもありました。

 なんとか肩こりから開放されたいと、2〜3年前には整体に通ってみました。通っている間は、肩こりが解消されることもありましたが、仕事が忙しくなって足が遠のくと、またすぐに再発してしまいます。

 肩に鉛が入ったような重苦しい感じが、どうにもこうにも取れないのです。

 どうしたらいいかと思い悩んでいたときに、通いやすい場所に評判のよい接骨院があることを知り、行ってみることにしました。3ヶ月ほど前のことです。

胸さすりは会社や電車内でもできる

 そこの先生は変わった治療をする人で、初めは腰のほうをさすったり、足を回したりしていましたが、最後に左右の胸をさする「胸さすり」という治療をやってくれました。

 そのときは、左右それぞれ5分くらいさすっていましたが、先生はそれほど力を入れてないというのに、冷や汗が出るほど痛みました。

 先生によると、体に現れる症状の原因は胸に集中し、胸さすりは、そこをほぐして症状を取る方法だということです。

 初めて胸さすりを受けたあとは、全身が信じられないくらい軽くなり、肩こりもすっかりなくなっていました。カチカチに硬くなっていた首の右側をさわってみましたが、ウソのように軽くなっていたのを覚えています。

 それから月に1回のペースで治療に通いながら、家でも胸さすりをやっています。

 胸さすりは、服の上からもできますから、会社でも電車の中でも、思いついたときにやるようにしています。

 こうして地道に胸さすりを続けていたところ、以前のようなひどい肩こりは起こらなくなりました。いままでにこれほど持続した効果のあった治療法がありませんから、胸さすりを知ることができて幸運だと思います。

 また私は、アトピー性皮膚炎にも悩まされていますが、胸さすりはこれにも効果があるようです。接骨院で胸さすりを受けると、ザラザラしていた首やひじの内側が柔らかい皮膚に変わり、数日間はかゆみもなくなるのです。

 胸さすりで、肩こりだけでなくアトピーも撃退できるように、これからも続けたいと思っています。