セイヨウサンザシ Hawthorn

学  名:Crataegus species

原 産 地:ヨーロッパ、北アフリカ、インド

利用部分:花、葉、果実、茎、種子

  北半球の温帯地域に広く分布する潅木。西洋においても東洋においても、古くから重要な薬草として広く用いられてきた。強心、抗不整脈、血圧降下、抗脂肪血症などの作用が認められ、高血圧、冠状動脈性心臓病など、心臓と血液循環にかかわる重要な治療薬として用いられている。特に、この植物には、高血圧を下げると同時に低血圧を正常に戻す効果があるという。中国の伝統医学では、消化促進、下痢、腹痛、しもやけなどの治療に用いられてきた。