『家庭という囲いの中の仕事』

セミナーでよく「お母さんは最後の砦です。」と話をします。でもお父さんも頼りがいのある最後の砦です。ですからお父さんとお母さんがいる家庭こそ子どもにとって何者にも代えられない最後の砦なのです。世の中で何があっても最後に助けと安心を得られるのが家庭であれば、子どもは自由に飛び回ることができます。もし外で傷ついたとしても、家庭で癒されることを知っているからです。
上記の理由で家庭の中で営まれる仕事は、お父さんやお母さんにとって最も大切で価値ある仕事だと言えます。子どもが安心を得られる場所、つらい時に励ましを、悲しい時になぐさめを、苦しい時に力づけを得られる場所、またうれしい時や楽しい時に共に喜び、楽しむ場所家庭がそういう所だったら、子どもは大きく外に羽ばたくことができます。このことを親が理解できたら、もっと多くの時間を家庭のために割き、大切な時間をもっと効果的に使うことでしょう。
人は大切なものに時間を使います。時間を使うものがその人にとって大切なことです。これは真理です。家庭という囲いの中で行われる価値ある仕事にもっと時間を使いましょう。お父さんもお母さんも子ども達も喜びを感じることができるでしょう。