『聴くことは理解することの始まりです』

米国で見たコマーシャルを前回の人間力向上セミナーの項目で紹介しましたが、今回は家庭力向上セミナーで紹介します。
一人の男の子がニコニコして急いで家に帰って来ました。彼は外でとても良い経験をしたのでそれを伝えたかったのです。まずお父さんの所に行き、「お父さん」と声を掛けました。お父さんは新聞を読んでいて、「今忙しいから」と言いました。彼はお母さんの所に行きました。「お母さん、お母さん」と言いました。お母さんは洗濯の準備をしていて、「今忙しいから後にして」と言いました。彼はお姉さんの部屋へ行きました。お姉さんは電話中で、手であっちに行ってと合図しました。彼はいやなそしてさみしい顔をしながら玄関のドアを開けて外に出ました。彼は玄関先につながれていた犬を抱き寄せて言いました。「あのねベン。今日ぼくね、とても良いことがあったんだよ。」と。
そして次の言葉が画面に出てきます。
"Listening is a beginning of understanding."
”聴くことは理解することの始まりです。”と。
英語で”きく”という単語は二つあります。一つはlistenで意味は”注意して聞くこと”、もう一つはhearで意味は”自然に耳にはいること”です。日本語でも二つあります。”聴く”の漢字は”身を入れてきく”ことで、”聞く””は一般的なきくという意味です。毎日の生活の中で子供たちの声に耳を傾けているでしょうか。正に聴くことです。子供はお父さんやお母さんに話を聴いて欲しいのです。