『家族の人生設計表』

昨年の最後のメールマガジンで、佐藤副理事長が提案した家族の「人生設計表」の作成について紹介しました。家族に子供が加わるとどうしても子供中心の人生設計になってしまいます。日本人に足りないのは夫婦としての人生設計です。これをまず考え、作り、その上で子供を交えた家族の人生設計を作成します。
家族の場合、子供の成長に合わせて明確な目標ができてきます。子供は誕生後、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学又は就職、その後結婚というように、親がたどってきた道をその子供の持っている夢や希望や特性や能力に合わせて歩んでいきます。親としての責任は、親の望みだけではなく、子供の立場に立ってその歩む道を示してあげることです。そのためにも、親が時間を取って家族の人生設計表を作り、家族の行く末を時々眺めてみることは必要なことです。
子供はどんなことが好きなのか、子供の持つ能力や特性は世の中のどのようなところで生かせるのか、子供のどのような部分を更に伸ばしていけばいいのか、等の人生設計表を作成するのに役立つ質問があります。以前も紹介しましたが、東京大学名誉教授の竹内 均先生は「好きなことをやって食え、人に評価されることこそ最高の人生」だと言いました。これは1.自分の好きなことをやる。2.それで生活が成り立つ。3.それが他人から高く評価される。ことを言います。そのためには「自分のやりたいことを見つけることが人生の出発点」だとも言い切っておられます。そういう意味で、家族の人生設計表作りの目的の一つは、「子供の良い所探し」にあることを忘れないようにしましょう。長い目で子供の良い点を探し、伸ばし、高めてあげることが親の責任の一つです。
※「人生設計表」のサンプルは下記を参照して下さい。

http://www.sunshineforum.com/0oshirase-jinsei.htm