『子供たちと話していますか』

夫婦間の会話によるスキンシップと同様に、子供たちとの楽しい会話による心と心の触れ合い、スキンシップはとても大切です。子供からの問いかけ、話しかけに応じることは、親としての大切な責任だと考える必要があります。その時に忙しくて話しかけに十分応じられない場合は、短くその説明をして後にしてもらいます。この説明をすることが大切です。多くの親は「後にして、今忙しいから。」となってしまいます。次のような説明はできます。「今野菜を切っていてあと5分で終わるから、それからにして。」そうすると、子供は納得して待ってくれます。これもちょっとした会話の技術です。
会話で子供の心と触れ合い、楽しい言葉のキャッチボールができれば、子供も親の思いやりと関心のある気持ちに触れて安心することができます。これができないのは、上述した親の「忙しい!!!」という気持ちと言葉と態度です。忙しいことは文字通り、心を亡ぼす状態です。親の心だけでなく、子供の心を亡ぼすことを考えると、この忙しい状態をどう対処するかを考える必要があります。
子供は親の触れ合いの中で成長していきます。忙しい中で、親が自分に十分に接してくれた、話を聞いてくれた、という思いがあれば親のありがたさを感じてくれたことになります。思い切って子供とどこかに出かけて、タップリと話を聞く時間を取ることも良いかも知れません。親の工夫次第です。