『家庭とは何でも本音で話し合える場です』

家庭は安らぎの場であるべきだと前回述べました。安らぎの場であるためには子どもが本音で何でも話せる場であることがとても大切です。お父さん、お母さん、お子さんは何でも話してくれますか。うまくいったこと、失敗したこと、ほめられたこと、しかられたこと、楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったこと、つらかったこと、子どもは外でいろいろと体験してきます。お父さんやお母さんの大切な仕事の一つは子どものこのような体験を喜んで聞いてあげることです。聞いてくれる親に子どもは何でも話してくれます。
子どもは思春期になっても、自分の感情を理解してくれる親には心の内を話してくれるでしょう。その時期には、親でありながら何でも話せる良い友になります。小さな時から子どもの話を真剣に聞いてあげたかどうかが、良い友になれるかどうかの決め手です。子どもの感情を最後になだめてあげられるのは、本音で話し合ってきた親だけです。今日子どもの話しを聞いてあげましたか。心から関心を示しましたか。あなたは親として良い聞き手ですか。